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J1札幌 DF岡村大八 16日・鳥栖戦でJ1出場100試合目「節目は関係なく勝利のために」

スポーツ報知 / 2024年8月15日 9時5分

ボールを奪いに行く札幌・岡村(右)

 北海道コンサドーレ札幌DF岡村大八(27)が生き残りへ“節目の勝利”を目標に掲げた。札幌は14日、ホーム・鳥栖戦(16日)に向けて宮の沢で紅白戦を行った。前節10日の福岡戦(2△2)を右足首捻挫で欠場した岡村だが、主力組でフルタイムプレー。「足は問題ない。福岡戦は上から見ることしかできなかったので。今回は自分のパフォーマンスを100%出す。それだけ」と決意を示した。

 15日時点でJ1での出場試合数は99。鳥栖戦に出場すれば100の大台に到達する。2019年、J3群馬で始まったプロ生活。同年にJFL宮崎に期限付き移籍するなど、4つのカテゴリーを経験してきた。「J1で100試合なんて、最初は想像もしていなかった。やっとここまで来られたという感慨深いものはある」。そう口にはしたが、個人的な感情は捨てる。「鳥栖には絶対に負けてはならない、負けたら終わりというゲーム。自分の節目だとかは関係なく、勝利のために何かできれば」

 残り12試合でチームは勝ち点16の最下位に沈んでおり、19位鳥栖との勝ち点差は8。逆転での残留へ、直接対決での黒星が命取りになることは十分、理解している。「(12得点の)マルセロヒアンを僕がどれだけ抑えられるかがカギ。いつも通り、強気につぶしにいければ」。激しく戦い、ゴールは割らせない。

 福岡戦前日、岡村は右足を引きずりながらペトロヴィッチ監督の元に行き、出場を嘆願した。「僕はエリート街道を歩んできたわけではない。休んだらポジションを失うという危機感は、常に持っているから」。ようやくたどり着いた節目の戦い。ぶざまな結果で終わらせはしない。(砂田 秀人)

  ◆J1札幌◇練習参加 来季の加入が内定している大阪体育大MF木戸柊摩(21)と、札幌U―18出身の同大MF佐藤陽成(20)が、14日から宮の沢での練習に参加。9月1日まで帯同する。

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