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ボーイズリーグ 札幌豊平が北海道勢対決制して初優勝…MVPは「4番・投手」の右腕・前川漣太郎

スポーツ報知 / 2024年8月15日 10時42分

圧倒的な攻撃力で初優勝した札幌豊平ボーイズ

◆ボーイズリーグ◇東商テクノ旗争奪 第3回日本少年野球 北海道大会  ▽決勝 札幌手稲ボーイズ 0-11札幌豊平ボーイズ=5回コールド=(11~12日、札幌円山ほか)

 札幌豊平が札幌手稲との道勢対決を5回コールドで制し、初優勝を飾った。「4番・投手」で先発の右腕・前川漣太郎(3年)が4回2/3を無失点に抑え、最優秀選手賞を獲得。打線は7番・井上蒼大(3年)の長打2本など11安打を放って11得点を挙げた。16日のファイターズチャンピオンシップU15(エスコン)、20日からの全日本中学野球選手権(ジャイアンツカップ=東京)へ追い風だ。

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 前日の1回戦、準決勝で長野、横浜緑の道外勢をなぎ倒した札幌豊平が、その勢いで札幌手稲に5回コールド勝ち。猛暑の中でも最後まで攻勢を緩めず、本道勢初の優勝をつかみ取った。

 今大会3試合のチーム打率は驚異の4割6分8厘。しかも、決勝は11安打のうち6本が長打。圧倒的な攻撃力が目立ったが、一方で投手陣も精彩を放った。180センチの長身右腕・前川は、毎回走者を背負いながらも7奪三振で要所を抑え、4回2/3を無失点。球数制限で完投はならなかったが、制球を重視した120キロ前後の直球とキレのあるスライダーでホームを踏ませなかった。

 前日の長野戦も40球を投げて3回無失点と力投した前川は「疲れはあまりなかった。打たせて取るつもりだったが、走者が溜まってからは空振りを意識した」とクールに投げきった。打っても三塁打を含む2安打1打点。投打にフル回転でMVPに輝いた。

 最後の1死を託された朝野志優(3年)は右飛に仕留めてゲームセット。今大会は松本健(3年)と共に2試合ずつ登板してともに2失点と好投した。投手陣は盤石の態勢を固め、他リーグとぶつかるファイターズ・チャンピオンシップとジャイアンツカップに挑む。「投手1人では勝てない。みんなでしっかり抑えれば打線の調子も上がってくる」と前川。大輪の花を咲かせる準備は整った。

(石井 睦)

 〇…札幌手稲は前日のダブルヘッダーでフル回転した左腕・三浦貴壱、右腕・岩崎賢成(ともに3年)のWエースが球数制限のため起用できず、札幌豊平打線の勢いを止められなかった。それでも、前日は初戦で北杜星見里に打ち勝ち、準決勝では世田谷南に延長8回サヨナラ勝ち。「3年間でのベストゲーム」(越中築監督)で決勝にたどり着いた。3年生最後の大会で爪痕を残し、渋谷南翔主将は「最後まで楽しくプレーできた」と充実感をにじませた。

 ◇表彰選手 ▽最優秀選手 前川漣太郎(札幌豊平)▽優秀選手 工藤潤(札幌豊平)、渋谷南翔(札幌手稲)

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