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大谷翔平、2盗塁で「35―35」到達も…4試合ぶり無安打 ドジャース5連勝でストップ 忍び寄る2チームの影

スポーツ報知 / 2024年8月15日 12時11分

◆米大リーグ ブルワーズ5―4ドジャース(14日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、敵地・ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。4打数無安打1四球で4試合ぶりのノーヒットも2盗塁を記録した。ナ・リーグ西地区首位のド軍は今季最長タイとなる13連戦の6戦目で初黒星を喫し、連勝は5でストップ。同2位のパドレス、Dバックスにゲーム差「2・5」に迫られた。

 ブ軍先発はF・モンタス投手(31)。大谷はこの日まで通算27打数11安打の打率4割7厘、5本塁打、13打点と、メジャーで最も本塁打を打っている得意の相手だった。2人は今季、ロサンゼルス市が「大谷翔平の日」と制定した5月17日(同18日)にも対戦。大谷が当時レッズの右腕から13号2ランを左翼席に放っていた。この日も一発とはならなかったが、2回1死の第2打席で四球を選ぶと、二盗、三盗を決め、リーグ単独2位の今季35盗塁目。同1位の37本塁打と合わせて、自身初の「35―35」に到達した。シーズン46盗塁ペースとなり、同49発ペースと合わせて史上6人目の「40―40」はもちろん、史上初の「45―45」をハッキリと視界に捉えた。

 初回先頭の第1打席は三失、4回2死の第3打席は左直。7回先頭の第4打席は3番手左腕・ケーニッグから見逃し三振、9回先頭の第5打席は守護神・ウィリアムズから左飛だった。

 8月は12試合目を終え、51打数9安打の月間打率1割7分6厘。だが、9安打のうち5本がホームラン、7本が長打。この日までの直近6安打は二塁打、本塁打、本塁打、三塁打、本塁打、本塁打となっている。最後の単打は3日(同4日)の敵地・アスレチックス戦で9回に放った中前打。決して好調とは言えない中でも本塁打を積み上げているのはさすがと言うしかない。ロバーツ監督は「彼がストライクゾーンの球をきちんとスイングすれば、打球は上がる。長打が出ることはいいこと」と話しており、打率も急上昇する無双モードに再突入する日も近いかもしれない。

 ドジャースは初回に3点を先制しながら、股関節の炎症から約2か月ぶりに復帰した先発・ビューラーが4回途中4失点KOの背信投球。7回にはロハスの中前適時打で一時同点としたが、その裏に失策絡みで決勝点を献上。球宴明けから同地区のパドレスが19勝4敗、Dバックスが20勝5敗と猛追中で、貯金21でナ・リーグ西地区首位のド軍と2位の2チームの差が接近してきた。

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