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世界王者・中谷潤人がスパー再開  1階級上の石井渡士也相手に4ラウンド打ち合い

スポーツ報知 / 2024年8月15日 13時29分

石井渡士也(左)とスパーリングを行った中谷潤人

 プロボクシングWBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・中谷潤人(M・T)が15日、スパーリングを再開した。この日朝、相模原市役所で行われた初防衛報告会終了後、同市の所属ジムに戻り、1階級上の日本スーパーバンタム級(55・3キロ以下)1位・石井渡士也(RE:BOOT)相手に4ラウンドのスパーリングを敢行。激しい打ち合いを見せた。

 練習後、取材に応じた中谷は「走り込み合宿を終えて、スタミナがついたぶん、前回(8日)より動けました。息もつらくなかった」と手応えを口にする一方で「少し張り切りすぎました。前に行こうとして、(パンチを)置きにいってしまった」と反省も忘れない。

 中谷は7月20日、両国国技館で同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)を初回KO勝ちし、初防衛に成功。ダメージもなかったことから、試合後1週間で練習を再開。今月8日には次戦に向けた実戦練習も始めた。9日から12日まで相模湖カントリークラブで走り込み合宿を行い、体力アップに努めた。

 「順調に進んでいます。これから(実戦練習が)長く続くので、いいスタートが切れました」と中谷。次戦については相手、日時ともに未定。秋以降に行われることを想定して、次週からは渡米する予定だ。中学卒業後、単身でボクシング修業を行ったロサンゼルスで、世界王者を何人も育てた名伯楽ルディ・エルナンデス・トレーナーの指導を受けながら、スパーリングを重ねていく。

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