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【甲子園】早実が延長10回サヨナラ勝ち 2年生左腕・中村心大が完封&サヨナラ打「この回で決めないと」

スポーツ報知 / 2024年8月15日 17時25分

延長10回1死満塁、右前にサヨナラを放つ早実・中村心大(投手は鶴岡東・桜井椿稀、捕手・億田知輝) (カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第9日目 ▽2回戦 早実1―0鶴岡東=延長10回タイブレーク=(15日・甲子園)

 早実が延長10回サヨナラ勝ちで鶴岡東を破り、16強を決めた。

 タイブレークで無死一、二塁から始まった10回裏の攻撃。国光翔一塁手(2年)が犠打を決め1死二、三塁とすると松尾佑真中堅手(3年)が敬遠され満塁となる。ここで10回無失点に抑えていた中村心大投手(2年)が打席に入った。「守備に助けられたので、『この回で決めないと』と思った」と、初球からフルスイング。スライダーを1球で仕留め、右越えに安打を放ち、サヨナラ勝ちを決めた。ナインがベンチを飛び出し、歓喜の輪を作った。

 中村は「先に点を取られてはいけないというのがわかっていた。一人一人の打者を抑えるのに集中した」と4安打6三振の好投だった。

 早実はベスト4となった2015年以来の3回戦進出となり、「ここで終わりではない。次の試合も一戦一勝で、全員野球で勝ちに行きたい」と意気込んだ。

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