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【甲子園】早実エースの父は巨人元ドラ1育てた名コーチ 自身も春夏連続出場 息子の大舞台には「自分の時より緊張」

スポーツ報知 / 2024年8月16日 5時45分

4安打完封した早実の中村心大(カメラ・渡辺 了文)

◆第106回全国高校野球選手権大会第9日目 ▽2回戦 早実1x―0鶴岡東=延長10回タイブレーク=(15日・甲子園)

 早実(西東京)が鶴岡東(山形)に延長10回タイブレークの末、1―0でサヨナラ勝ち。4強入りした2015年以来、9年ぶりに16強へ進出した。2年生エース左腕・中村心大(こうだい)が4安打完封の熱投。左太ももの裏をつるアクシデントに見舞われながらも、自らのバットでサヨナラ打を放つ“ワンマンショー”を演じた。夏の延長戦完封&サヨナラ打は史上初。王貞治、荒木大輔、斎藤佑樹ら名門エースナンバーの系譜に、新たなスターが誕生した。

 * * * *

 早実のアルプス席では中村の父・秀典さんが熱投を見守った。天理の捕手として3年生だった92年に春夏連続で甲子園に出場。春4強、夏8強の原動力となった。立命大、プリンスホテルでもプレーし、02年からは立命大のコーチ、助監督で金刃憲人や桜井俊貴(ともに元巨人)らを指導。「自分の時より緊張しますし、自分の時よりうれしいですね」と笑った。

 中村は子供の頃から立命大のユニホームを着て、リーグ戦を応援に行っていた。秀典さんは、野球をやる上での目標だ。「選手としても父としても、自分の理想像。憧れです」。小6の頃、父が甲子園で躍動する映像を見た。「イキイキとプレーしていて、気持ちの強さが見えて」。父からは常に「気持ちの強さを大事にしろ」と教えられてきた。だからスコアレスの展開でも、引くつもりはなかった。

 「8・15」は、秀典さんの50歳の誕生日。人生の記念日に白星という名のプレゼントを届けた。最愛の父に、心からの感謝を込めて。

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