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【甲子園】「お父さんを甲子園に連れて行ってやる」競輪選手の父と6年前の約束果たした岡山学芸館の4番打者

スポーツ報知 / 2024年8月16日 5時5分

18年甲子園で甲子園をバックに記念撮影をする坂本悠樹外野手(右)と弟の大悟内野手(提供写真)

◆第106回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 岡山学芸館2―0掛川西(15日・甲子園)

 岡山学芸館が掛川西(静岡)を2―0で下し、5年ぶり2度目の16強進出を決めた。

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 6年前の約束が現実となった。「お父さんを甲子園に連れて行ってやる」。2018年8月7日、岡山学芸館・坂本悠樹外野手(3年)が父・智哉さん(45)に向かって誓った。当時、悠樹は白球を追いかけることに夢中な小学6年生。甲子園のアルプススタンドで試合を観戦し、高校球児の雄姿を目の当たりにし目標を定めた。

 心身ともに成長した悠樹は今夏、岡山大会で主砲として「4番・右翼」で、チーム最多の9打点をたたき出した。強豪の創志学園や岡山理大付を倒し、チームを聖地へ導いた。

 偶然にも6年前に誓った8月7日は今大会の開会式。智哉さんは息子の行進する姿を見届け「6年前の約束がかなった」と、うれしそうに話した。この日は4打数無安打に終わったが、競輪選手の父譲りの「負けん気の強さ」で3回戦こそ活躍してみせる。(中西 珠友)

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