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「1日30分スマホを触れる時間も練習」神村学園・今村が2戦計281球完投&V打 3戦連続完投「したい」

スポーツ報知 / 2024年8月16日 6時0分

9回、最終打者を打ち取り、ガッツポーズする神村学園・今村

◆第106回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 神村学園4―3中京大中京(15日・甲子園)

 神村学園のエース左腕・今村は、2試合連続の完投にグラブをたたいて喜びをあらわにした。1点差の9回2死一塁。134球目。最後の打者を左飛に打ち取った。8安打5奪三振3失点に「完投するつもりで投げていた」と冷静だった。

 3回に先制を許すと、4回にもセーフティースクイズで失点。しかし6回、味方が追いついた直後の2死三塁で自ら勝ち越しの中前適時打を放ち、これが決勝打となった。初戦は木更津総合相手に147球、5失点で完投。中4日で、再び強豪の中京大中京を破り「粘り強かったけど、勝ちきることができてよかった」と胸を張った。

 今春センバツは救援で2試合に登板し、計5回無失点。しかし、その後練習試合で「(持ち味の)直球を簡単に引っ張られ、打たれた」とスランプに陥った。「(部のルールの)1日30分のスマホを触れる時間も練習していた」と、チームメートが明かすほど打ち込んだ。

 精神面では昨夏4強のエース・黒木陽琉さん(亜大)から「ピンチの時こそ熱く冷静に」と助言を生かした。苦難を乗り越え、鹿児島大会決勝で完封勝ちするなど信頼を勝ち取った。

 2戦計281球。今村は次戦(17日・岡山学芸館戦)での3戦連続完投について聞かれ「したい。投球に集中して、3失点以内にしっかり抑えたい」と意気込んだ。(中西 珠友)

 ◆今村 拓未(いまむら・たくみ)2006年7月9日、佐賀・鳥栖市生まれ。18歳。小学3年から野球を始め、鳥栖中では小郡シニアでプレー。神村学園では1年秋からベンチ入り。昨秋からエースナンバー。最速144キロ。174センチ、80キロ。左投左打。野球漫画「ダイヤのA」の沢村栄純に憧れる。

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