1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

夢はプロ野球の審判「その前に大学に進んでプロ野球選手になりたい」鶴岡東のエース左腕熱投もサヨナラ負け

スポーツ報知 / 2024年8月16日 6時10分

鶴岡東先発・桜井椿稀(カメラ・渡辺 了文)

◆第106回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 早実1x―0鶴岡東=延長10回タイブレーク=(15日・甲子園)

 涙はなかった。鶴岡東のエース左腕・桜井椿稀(つばき)は、晴れやかな顔でマウンドを去った。「1回から全力で投げた結果なので。悔いなく投げきりました」。121球の熱投も実らずサヨナラ負けとなったが、胸の内には完全燃焼の思いが広がった。

 強力な早実打線を9回まで9奪三振無失点に抑える快投を見せる。両者無得点のまま延長タイブレークまでもつれ込んだ10回1死満塁、相手エース・中村心大に初球のスライダーを捉えられ、打球は右翼の頭上を越えた。試合後は早実ナインに「優勝してください」と声をかけ、固い握手を交わした。

 兄・瑞稀さん(21)も高校時代は投手。練習では主に変化球を教えた。「カーブを教えたので、それが生きているのかなと」。くしくも椿稀はこの日、「カーブが一番よかった」と振り返った。

 将来の夢にはプロ野球の審判を挙げる。「その前に大学に進んで、プロ野球選手になりたい」。再び聖地で花を咲かせるため、次の一歩を踏み出す。(松永 瑞生)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください