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【日本ハム】負傷離脱の北山亘基が2か月ぶり復帰登板「チームを助ける」…16日・好相性のオリックス戦

スポーツ報知 / 2024年8月16日 10時20分

先発するオリックス戦に向けて14日にブルペン入りした日本ハム・北山(カメラ・堀内 啓太)

 左第3趾(し)中足骨の疲労骨折で離脱していた日本ハム・北山亘基投手(25)が、16日のオリックス戦(京セラD)で2か月ぶりの復帰登板に臨む。3年目の今季は開幕ローテ入りして4勝(1敗)を挙げるも、6月4日の広島戦(マツダ)で負傷。チームが上位争いを繰り広げる勝負の8月にカムバックした右腕が「チームを助ける」と意気込み十分で敵地に乗り込む。

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 喜びと気合が、全身に充満していた。73日ぶりの1軍復帰マウンド。北山は本拠地での最終調整を終え「けがで離脱してしまった後にまた呼んでいただけて素直にうれしい。順位争いですごく大事な時期、9連戦で野手もすごくしんどいと思う。ピッチングでチームを助けられるように」と燃える思いを口にした。

 開幕から7登板でプロ初完封を含む4勝。前半戦の躍進を支えたが、6月4日の広島戦後に人生初の骨折が発覚した。「『パキッ』といってからは歩くのも痛くて。ショックでしたね」。Aクラスで戦い続けるチームを見ながら「うれしい反面、そこ(1軍)に自分が立てない悔しさがあった」。2軍では故障でリハビリ中だった同期入団の水野と「お互いもう一回、1軍に戻って活躍したいな」と声をかけ合ってきた。

 7月18日のイースタン・くふうハヤテ戦で実戦復帰すると、同27日のヤクルト戦で60球、今月3日の巨人戦は80球と球数を増やし、最終登板となった10日の西武戦(鎌ケ谷)で3回4K無失点と好投。体重も1キロ増量して86キロと力強さが増し「小手先じゃなく、体全体で重みを使って投げる感覚が出しやすくなった。安定して球速も出るし球の質自体もいい」と自信をつけて戻ってきた。

 1軍復帰戦の相手は4月29日に7回0封したオリックス。昨季から3戦3勝と好相性を誇り「自分のパフォーマンスを出していけば(結果は)いいと思う。チームに貢献することだけを考えて投げたい」。1軍に戻るまであえて切らず伸ばしていた髪も、札幌の行きつけの美容室で散髪してスッキリ。地元・関西にある京セラDで完全復活を証明する。(堀内 啓太)

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 J1札幌のアンバサダーを務める元日本代表MF小野伸二氏(44)が、異例の“ファーストピッチ”を行った。15日、エスコンフィールドを初めて訪れ、日本ハム―ロッテ戦の開始前に登場。昨年引退した際まで着けていた背番号44のユニホームを身にまとい、マウンドの前から右インサイドでサッカーボールを蹴り、日本ハムの宮西尚生投手(39)が捕る演出に、球場が沸いた。

 エスコンFを訪れたのは初。昨年開業した球場を見渡し「すてきとしか言いようがない。こういうスタジアムがサッカーにも欲しいな」と感激の面持ちを見せた。始球式は2016年4月に札幌ドームで経験しているが「前回は投げたけど、四十肩なので」と得意の足技にした理由を、おどけながら説明。「(蹴ったことは)絶対にない。球場でサッカーはしないので」と笑った。

 自身も観戦する鳥栖戦が16日に控える。「本当に落とせない戦い。選手たちがいいパフォーマンスを出せるように支えて、みんなが奇跡を起こしてくれたら」と札幌の勝利を願った。

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