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【阪神】岡田彰布監督「ホームランばっか狙ってるんちゃう?」3安打1点の虎打線にチクリ

スポーツ報知 / 2024年8月17日 5時0分

7回、交代を告げる岡田彰布監督(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 中日2―1阪神(16日・バンテリンドーム)

 逆転負けで、首位と今季最大4・5ゲーム差に後退した。低調時のチームの雰囲気に逆戻り。阪神・岡田監督は「つないでいかなあかんのに大振りして。ヒット3本で、どうする言うねん」と3安打1得点に首をかしげた。初回に大山の適時打で先取点を奪ったが、2回以降は1安打。6回は先頭・中野の二塁内野安打の直後に森下が遊ゴロ併殺に倒れるなど、つながりを欠いた。

 「ホームランばっか狙ってるんちゃう? そういうスイングに見えるよな」と打線全体にチクリ。7月21日からの8連勝中に納得していた“つなぐ意識”は、いつの間にか消えた。苦戦した前半戦のような苦言。7回1死一、二塁では代打・渡辺の快音が一塁正面を突き、併殺に終わった。

 指揮官の考え方は、安打で走者をかえすタイプの打者の併殺は仕方がないもの。「しゃあないやん。紙一重やから」と振り返ったが、これも流れの悪さか。併殺打96本はリーグ最多。最少だった昨季の92本を既に上回っているが、大事な局面で出てしまった。

 4カード連続の初戦黒星。苦笑いを浮かべる岡田監督の言葉にも力がなかった。(安藤 理)

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