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【甲子園】滋賀学園、低反発バット導入後初!初戦から3戦連続2ケタ安打勝利 驚きの低反発対策が奏功

スポーツ報知 / 2024年8月17日 6時0分

応援団のもとへ向かう滋賀学園ナイン(カメラ・谷口 健二) 

◆第106回全国高校野球選手権大会第10日 ▽3回戦 滋賀学園6―2霞ケ浦(16日・甲子園)

 滋賀学園は13安打6得点で霞ヶ浦(茨城)を破り、夏初のベスト8進出。初戦から3試合連続2ケタ安打での勝利は低反発バット導入後では初だ。

 甲子園に快音が響き続けた。滋賀学園は初回、2死一塁から4番・岡田幸大の三塁打で先制。1回戦から3戦連続となる先取点を奪うと、計13安打6得点の猛攻で、霞ヶ浦を寄せ付けず、初のベスト8進出を決めた。低反発バットが導入された今春のセンバツ以降では初となる初戦から3試合連続2ケタ安打勝利。山口達也監督(53)は「コンパクトに球の上をたたくことを徹底している。それでも、甲子園だから、出来過ぎです」と目を細めた。

 同バットの導入決定後、チーム方針で木のバットでの練習がスタート。低い打球が打てるように、指揮官は「黒土を見て、打て!」と厳命した。全体練習のうち打撃8割の成果を発揮し、初戦・有田工(佐賀)戦は12安打10得点、2回戦・花巻東(岩手)は14安打5得点で快勝。この日もつなぐ打線が結果を出した。

 夏の甲子園で滋賀県勢最多タイの1試合4安打を放ち、今大会4割2分9厘(14打数6安打)の岡田は「長打より、低いライナー性を全員が心がけている。自分はつなぎの4番。後ろにいい打者がいるから。みんなに感謝」と喜んだ。プロ注目の3番・岩井天史(てんすけ)も「全員がテーマに取り組めた結果が、この安打の量につながっている」と胸を張った。

 さらに、滋賀県勢では1979年夏の比叡山以来、45年ぶりとなる2ケタ安打での3連勝と記録ずくめ。「今までの努力が成果になって出てる。次戦も相手に圧力をかけて、自分たちはぶれずに」と山口監督。徹底した打撃で、初Vへの道を切り開く。(森脇 瑠香)

 ◇新基準金属製バット 従来のバットよりも最大直径を67ミリ未満から64ミリ未満と細くし、打球部の厚さは約3ミリから4ミリ以上に設定。反発性能は5~9%減少し、打球の飛距離や速度などが木製バットに近いものとなった。19年夏の甲子園で岡山学芸館の投手が打球を顔面に受けて頬を骨折したことを機に、投手保護や投打バランス均衡の観点から導入。価格は約3万5000円で、従来のものより5000円から1万円ほど高い。

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