1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

J1最下位・札幌が5発…先発予定の浅野が直前に負傷のアクシデントも19位・鳥栖との「逆天王山」制す

スポーツ報知 / 2024年8月17日 8時49分

前半10分、右足で先制ゴールを決める札幌・スパチョーク

◆明治安田J1リーグ 第27節 札幌5―3鳥栖(16日・プレド)

 北海道コンサドーレ札幌が、絶対に負けられない戦いを制し、逆転残留への道をつないだ。19位鳥栖とのホームでの戦いは前半10分、左太もも裏肉離れから復帰し、10試合ぶりの出場となったMFスパチョーク(26)の右ミドル弾で先制。1分後にMF駒井善成(32)が加点し、同16分にも駒井が自身J1で初となる2点目を決めて突き放した。後半は点の取り合いとなったが、5―3で競り勝ち、3試合ぶり勝利。最下位は変わらずも、鳥栖との勝ち点差は5に縮めた。

 試合直前のアクシデントにも、札幌は動じなかった。右シャドーで先発予定だった浅野が、試合前練習の際に負傷し、急きょメンバーから外れた。駒井が左シャドーから移り、スパチョークに10試合ぶりの出場機会が、予期せぬ形で回ってきた。左太もも裏肉離れで2か月半、戦列から離れていたが、ブランクをはねのける右ミドルでの先制弾で、一気に波に乗った。

 勢いを加速させたのは駒井だった。先制点の1分後、左からのスパチョークの短いクロスに頭から跳びこんだ。5分後にはJ1では初、自身12年ぶりとなる複数得点をマークした。前節10日の福岡戦(2△2)は、試合前日の発熱でメンバー外に。そのうっ憤を晴らすかのように、キャプテンマークを巻いた左腕を突き上げ、喜びを爆発させた。

 ペトロヴィッチ監督も信頼を置くプロ14年目。30歳を超えてもたゆまぬ向上心が、チームの中心を務め続ける原動力となっている。20代の頃は自己を貫く振る舞いも多かったが、今は公私を問わず、若手と積極的にコミュニケーションを取る兄貴分的存在となった。「自覚はもちろん出てきている。それに恥じないようなプレーであったりとか振る舞いをしたい」。練習だけでなく前後のトレーニングも手を抜かない。悪いチーム状況も下を向かず、皆を鼓舞し、引っ張ってきた。

 後半、2点を返された後は点の取り合いとなった。降格圏にいる同士の激しい戦いとなったが、44分にはJデビュー戦となったFWアマドゥバカヨコ(28)が志願のPKを決めるなどし、リードを守り抜いた。残留圏の17位磐田とは勝ち点差9とまだ遠いが、大きな1勝を、札幌がつかみ取った。

(砂田 秀人)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください