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札幌豊平が収穫の1敗…左腕・小野寺泰星が0封…中学硬式野球ファイターズ・チャンピオンシップU15

スポーツ報知 / 2024年8月17日 10時45分

初戦で札幌新琴似シニアに敗れた札幌豊平ボーイズ

◆中学硬式野球◇ファイターズ・チャンピオンシップU15 ▽1回戦 札幌豊平ボーイズ1-6札幌新琴似シニア(16日・エスコンフィールド北海道)

 ボーイズリーグ、シニアリーグ、ポニーリーグの代表4チームが出場し、中学硬式野球の北海道ナンバーワンを争った。2年ぶりの優勝を目指した札幌豊平ボーイズは、初戦で札幌新琴似シニアと対戦。1―6で敗れたものの、左腕・小野寺泰星(3年)が好投するなど、20日開幕のジャイアンツカップ(東京ドームほか)に向けて収穫を手にした。シニア勢の対決となった決勝は、札幌東が制して初優勝した。

 札幌豊平は先発右腕・前川漣太郎(3年)が球数制限の80球を超え、5回2死からは満を持して中堅手の小野寺がマウンドに立った。「ブルペンから肩が軽かった」と最速130キロの速球でグイグイ。こん身の21球で1回1/3を無安打で完璧に抑え、3番手の松本健(3年)につないだ。

 7月の大会後に腰の痛みが出たため、しばらく登板回避。投げたい気持ちを抑えて野手に専念してきた。1回には反撃の適時三塁打を放ち、約1か月ぶりの登板で結果を出した左腕は「ようやくです」と笑顔を取り戻し、黒岩公二監督も「これだけできれば大丈夫」とうなずいた。

 5点差の敗退だが、強い当たりがことごとく野手の正面を突くなど大きな力差は感じなかった。3年生最後となるジャイアンツカップに向け「まずは1勝して波に乗りたい」と前田創大主将(3年)。もう一つの夢舞台へ、しっかりと収穫はつかんだ。(石井 睦)

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