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【甲子園】木製バットを操るもここまで2戦無安打の青森山田・吉川勇大「早く一本出したい」

スポーツ報知 / 2024年8月17日 15時7分

フリー打撃で調整する青森山田・吉川勇大(カメラ・有吉 広紀)

 準々決勝に進んだ青森山田(青森)が17日、滋賀学園(滋賀)との一戦(19日)に向けて兵庫・西宮市内のグラウンドで調整した。木製バットを使用し、5番に座る吉川勇大内野手(3年)はここまでの2試合で、スタメン出場した野手陣で唯一のノーヒット(6打数無安打)。8強入りした今春センバツは12打数5安打2打点だった強打者が苦しんでいる。

 打つポイントが合わなかったり、下半身をうまく使えなかったりと、「自分のスイングができていない」と分析。この日もフリー打撃で打ち込み、「タイミング(の取り方)や打つときの間を修正していきたい。(安打が)一本出れば変わると思う。早く一本出したい」と前を向いた。安打はなくても、長野日大との2回戦は2四球を選んでいずれも生還し、3回戦・石橋戦は犠打を決めた直後に6番・捕手の橋場公祐主将(3年)が適時打を放った。「ヒットもそうだけど、状況に応じての打撃ができればいい」と、打線をつなげる働きはしてきた。吉川のバットから安打が生まれたとき、青森山田打線がより強力になる。

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