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【ソフトバンク】痛恨逆転負け…8回牧原大成の失策から藤井皓哉3点二塁打献上 マジックは1減の「25」

スポーツ報知 / 2024年8月17日 17時0分

ソフトバンク・小久保裕紀監督

◆パ・リーグ ソフトバンク2―5ロッテ(17日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが痛恨の逆転負けで、連勝は2で止まった。2位・日本ハムが敗れたため、マジックナンバーは1減の「25」。投手陣はロッテ打線を2安打に抑えたが、四球と失策が絡み5失点となった。

 2―2の8回。3番手の藤井が先頭・高部を二ゴロに打ち取ったが、牧原大がイージーゴロをはじく今季7個目の失策で出塁させてしまったことで歯車が狂った。続く小川は送りバント失敗の一邪飛。藤原に四球で1死一、二塁となり、ソトの初球スライダーが外角でワンバウンドした。

 この暴投で、二塁走者・高部はすかさず三塁に進んだ。しかし一塁走者・藤原のスタートが遅れて塁間に立ち止まり、捕手・甲斐はブロッキングした球をつかんで藤原の方向に数歩進みつつ、二塁・牧原大に送球。牧原大は藤原を一塁に追い詰めながら一塁・栗原に転送し、そのまま一塁カバーに走った。しかし遊撃・今宮は三塁・川瀬が高部のケアで本塁カバーに走ると予想したのか、自身は三塁カバーも視野に二遊間の中間あたりにいた。栗原が無人の二塁方向に藤原を詰めるのを見て、今宮は懸命に二塁に戻り、中堅・川村も二塁カバーに走ったが、時すでに遅く、藤原の二塁進塁を許してしまった。

 ソトは申告敬遠で1死満塁。続く愛斗はインフィールドフライが宣告された遊飛に仕留めたが、続くポランコに中越えの3点二塁打を浴びてしまった。

 打線は初回、2015年ア・リーグのサイ・ヤング賞投手のカイケルから先取点を奪った。1死から今宮が左越え二塁打で出塁すると、柳町が中前適時打。柳町が送球間に二塁に進んでなおも1死二塁で山川も右中間適時二塁打で続き、いきなり2点を先取した。

 16日の同カードで連続本塁打をマークした3、4番が、この日も連続適時打。柳町が「初対戦のピッチャーですが、準備とイメージをもって打席に入りました。イメージ通りのバッティングができました」と振り返れば、山川も「いい流れに乗って、いいバッティングができたと思います。(柳町)達に続いて追加点を取ることができて良かったです」と笑みを浮かべた。

 スチュワートは「人生初」の中5日での先発。援護点をもらった直後の2回、1死からポランコを歩かせると、中村奨に左越えの3号同点2ランを献上した。それでも3回以降は無安打投球。6回102球で1安打4四死球2失点。「中5日で6イニング投げられたのは、良かったと思います。でも四死球が多くなってしまい、良い流れをチームに持ってくることができなかったところは反省点です。次の登板も頑張ります」。少年時代に憧れたカイケルとの投げ合いは、ともに勝敗がつかず“引き分け”に終わったが、満足そうだった。

 2番手のヘルナンデスは同点の7回を3者凡退。6試合ぶりで今月初めてのホールドを記録した。

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