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松山英樹 ラッキーショットのちスーパーショットで首位浮上 暑さのおかげで腰痛も不安なし

スポーツ報知 / 2024年8月18日 4時30分

◆米男子ゴルフ プレーオフ第1戦 フェデックス・セントジュード選手権 第2日(16日、米テネシー州メンフィス・TPCサウスウインド=7243ヤード、パー70)

 第2ラウンドが行われ、1差2位から出たパリ五輪銅メダルの松山英樹(32)=LEXUS=は7バーディー、1ボギーの64と伸ばし、通算11アンダーで首位に浮上した。日本勢初の年間王者へ、現在のポイントランクは8位。プレーオフ初戦で、2月のジェネシス招待以来となる節目のツアー10勝目を目指す。パリ五輪を制した世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)は65で回り、9アンダーの4位につけた。

 16番パー5のこん身の一打で、松山は首位を捉えた。右に曲げたドライバーでの第1打は、木に当たりフェアウェーに戻った。しかし飛距離は242ヤードにとどまり、277ヤードを残した。第2打は3番ウッドを強振。現地の中継局が「オーマイグッドネス!」と叫んだスーパーショットはピンに向かうと、カップ脇を通り右奥5メートル弱のエッジで止まった。バーディーにつなげ「(この日)一番良いショットだった」と笑みを浮かべた。

 初日が24パット、この日は26パットとグリーン上の好調が続いている。6番で8メートル、9番は5メートル、11番は10メートルを沈めた。2日間合計でパットのスコア貢献度は出場選手中1位。「あれだけ長い距離が普通に入ることはあまりない。入っちゃったという感じ」と驚きを隠さない。「あまり期待していないパットがたまたま入ってくれて、いい感じでスコアが伸びた」と言いつつ「ライン読みは合っていた」と手応えも口にした。

 4番パー3で第1打を池に入れたが、第3打を90センチにつけ、ダメージを最小限に抑えた。「ボギーでセーブできたことで、その後もいいプレーができた」。その後はショットの精度も上向き、グリーンを外したのは18ホール中3度だけだった。大会前に腰痛が出て「不安はある」と言いながらも連日の暑さが幸いしている。この日も最高気温が36度。「おかげで腰が持ってくれているようなもの」と前向きだ。

 五輪後にフランスから米国に戻るため、経由地のロンドンで出かけた際に盗難に遭った。パスポートを盗まれた早藤将太キャディー(30)と黒宮幹仁コーチ(33)が不在の中、ツアーでは3月のアーノルド・パーマー招待第2ラウンド以来となる首位に立った。「いい位置なので頑張りたい」。逆境の中でも2月に続く今季2勝目と節目の10勝を懸け、週末に向かう。

 ◆プレーオフシリーズ 2007年に始まった制度。試合ごとの順位をポイント換算した年間上位70人から2戦目は50人、最終戦は30人と出場選手数が制限される。松山は前週までで1889点の8位で、首位のシェフラーは5993点。今大会とBMW選手権は優勝で2000点など通常大会の4倍のポイントが与えられ、大逆転のチャンス。さらに、最終戦はポイント1位は10アンダー、2位は8アンダーからスタートするハンディキャップ方式戦。ツアー選手権を制した選手が年間王者となり、2500万ドル(約37億円)のボーナスを獲得する。

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