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高木豊氏、猛打モンテスは「簡単にはいかない打者」 バットをムチのように扱う技術評価「確率の高い打撃できる」 

スポーツ報知 / 2024年8月18日 5時30分

4回無死、右前安打を放ったモンテス(カメラ・堺 恒志)

◆JERA セ・リーグ DeNA1―11巨人(17日・横浜)

 巨人は初めて3番に入ったココ・モンテス内野手(27)が猛打賞、4番・岡本和真内野手(28)にも18号2ランが飛び出し、15安打11得点と爆発。首位・広島が敗れ、2位のままながら、ゲーム差なしに迫った。

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 モンテスの安打はそれぞれ意味があって、納得できるものだ。1打席目は石田裕の難しいスライダーを拾った左前安打。2打席目は初球の直球を読んでの左前安打。3打席目はアンダースローは右方向の方がヒットが出るだろうという考えの右前安打。全て内容があるし、相手に「簡単にはいかない打者」という印象を植え付けられている。

 技術的にはグリップが体についてくるのでバットをムチのように扱えている。インパクトできるゾーンが広く、確率の高い打撃ができる。ヘルナンデスの離脱で空白となった3番打者はモンテスの状態次第だろう。「坂本・3番」「モンテス・6番」など、固定せず流動的でいい。

 7番から9番は「正直弱いな」という印象だったけど、2回はそこで先取点。8番に入る浅野は2年目でだいぶ落ち着きが出てきた。14日の満塁弾からしっかりつなげている。しつこさも出てきて「ここがチャンス」という思いが伝わる。主力が離脱しても穴を埋め、打線を活性化させている。ちょっと間違えたら一発もあるし勝負強さを持っている。1、2番タイプだが、最終的には3番打者としてチームを支えられる選手になってほしい。(スポーツ報知評論家・高木豊)

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