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【阪神】“暴走”と紙一重の好走塁に屈し連敗ストップならず 岩崎優は今季4度目のセーブ失敗

スポーツ報知 / 2024年8月18日 5時0分

9回2死満塁、福永裕基の遊内野安打で二塁走者・尾田剛樹が生還。梅野隆太郎は立ち尽くす(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 中日5―5阪神=延長12回=(17日・バンテリンドーム)

 “暴走”と紙一重の珍しい好走塁に屈し、阪神が連敗ストップに失敗した。2点差の9回に岩崎が今季4度目のセーブ失敗。2死満塁で代打・福永の打球が三遊間へ。遊撃の木浪は追いつくのが精いっぱいで適時内野安打となったが、二塁走者の尾田が三塁を回った。木浪は「オーバーランだと思った」と三塁へ送球。三本間で挟殺を狙ったものの、尾田は止まることなく、一気に同点のホームを踏んだ。

 送球を受けた佐藤輝は「(尾田が三塁に)戻っていると思った」とタッチに動いたが、もう尾田は本塁手前。木浪は「走者を見て本塁に投げれば、アウト。冷静さがなかった」と反省し、馬場内野守備走塁コーチも「決めつけてしまったかな」と振り返った。一方、岡田監督は「サードの指示。見えてなかったのと、見てなかったのは違う」と、佐藤輝が走者の動きを把握していなかったことを指摘。何よりも2死一、二塁からブライトを歩かせたことに「四球を出した時点で」とクギを刺したが、見解が分かれるほど難しく、珍しいプレーで4カードぶりの勝ち越しも消えた。(安藤 理)

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