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J2仙台3連勝で4位浮上 森山佳郎監督「きつい夏場でも最後までサポーターが声をかけてくれて、選手が頑張れた」

スポーツ報知 / 2024年8月18日 6時10分

前半15分、先制ゴールを決めた仙台・郷家

◆明治安田J2リーグ ▽第27節 ベガルタ仙台1―0鹿児島(17日・ユアテックスタジアム仙台)

 ベガルタ仙台は鹿児島を1―0で下し今季2度目の3連勝。前半15分にMF郷家友太(25)が決めた得点を守り4位に浮上した。

 試合終了とともにホーム・ユアスタに歓声が鳴り響いた。前節・水戸戦(10日、1〇0)から4人先発交代も、盤石な戦いで勝利。仙台の森山佳郎監督(56)は「全員で普段から素晴らしいトレーニングをしていた。きつい夏場でも最後までサポーターが声をかけてくれて、選手が頑張れた」と喜んだ。

 キャプテンマークを巻いた郷家がネットを揺らした。前半15分、右CKが蹴り込まれると、ファーサイドにいたFWエロンがヘディング。折り返されたボールは逆サイドで待ち構えていた郷家に流れると、ゴール前で冷静に左足を振り抜いた。今季3得点目は、貴重な決勝弾となった。

 この日にはここまで全試合に出場していた不動の守護神・GK林彰洋(37)がコンディション不良で突然のベンチ外。23年に途中加入したGK松沢香輝(32)が移籍後、リーグ戦初先発となった。前所属のJ2徳島で22年3月23日の秋田戦に出場した以来、自身プロ2試合目となるリーグ戦。前半は果敢な飛び出しでゴールを守った。

 だが松沢は後半7分頃に両足がつり、同10分に無念の途中交代。23年に大卒でプロ入りしたGK梅田陸空(23)が急きょリーグ戦プロ初出場となった。度重なるハプニングにも1万3603人のサポーターが絶えず声援を送ると、応援を力に変えたイレブンが安定した戦いを披露。2試合連続でクリーンシートを達成して勝ち点3を積み上げ、J1昇格に向けてまた一歩前進した。

(山崎 賢人)

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