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J1磐田は首位・町田に0-4惨敗 降格圏転落…GK川島5試合ぶり復帰「立ち上がりが全て。根本を見直さないと」

スポーツ報知 / 2024年8月18日 6時15分

復帰戦を飾れなかった磐田・川島

◇明治安田J1リーグ▽第27節 町田4-0磐田(17日・Gスタ)

 ジュビロ磐田は首位の町田に0―4と惨敗し、京都と入れ替わって再び降格圏の18位に転落した。前半4分、日本代表DF中山雄太(27)に先制ゴールを許すと、たがが外れたように失点をくり返した。前半だけで3点を奪われ、後半もPKで1失点。攻撃も精彩を欠き、今季10度目の無得点に終わった。次は25日にホームで札幌と対戦する。

 首位と残留争いクラブの実力差をまざまざと見せつけられた。昨季は同カテゴリーでしのぎを削った相手に、何もできないまま時間だけが過ぎた。ぐうの音も出ない完敗に、磐田・横内昭展監督(56)は「サポーターが雰囲気をつくってくれたのに申し訳ない」とうなだれた。試合後のゴール裏からは厳しいブーイングが浴びせられた。

 出ばなをくじかれた。試合開始から押し込まれ何度もCKを献上。前半4分、左CKから中山に頭でねじ込まれた。その後もルーズボールやセカンドボールを回収できず、防戦一方となった。同29分にはクロスの折り返しからの相手得点が約10分間の中断を経てVARの末に認められ、同アディショナルタイムにも再びクロスから失点。指揮官は「相手のやろうとしたことを徹底され、対応できなかった」と厳しい表情を見せた。

 選手を入れ替えた後半もPKで4点目を与えるなど、悪い流れは断ち切れなかった。勝った京都と入れ替わり、順位は再び降格圏の18位。尻に火が付いた状態は変わらない。次は25日にホームで最下位の札幌戦が待つ。横内監督は「町田の徹底ぶりを学んでいかないといけない」と言った。残りは11試合。もがき、一歩ずつで前進しなければ、おのずとJ2への扉が開くことになる。

(武藤 瑞基)

★磐田GK川島(負傷交代した川崎戦以来、5試合ぶり復帰も飾れず)「立ち上がりが全て。競り合いに勝つなど根本を見直さないと」

★磐田FWジャーメイン(出場停止明けで2試合ぶり先発)「前半で決まってしまった。相手がパワーを使ってきたのをはね返せなかった」

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