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三笘、日本人3人目のプレミア開幕弾!「コンディションはまだまだ上がる」豪快ボレーで文句なしMOM

スポーツ報知 / 2024年8月19日 5時0分

◆イングランド・プレミアリーグ第1節 エバートン0-3ブライトン(17日・リバプール=グディソン・パーク)

 イングランド・プレミアリーグの開幕節で、ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)がゴールを決め、3―0の勝利に大きく貢献した。プレミア開幕戦でのゴールは日本人3人目。昨季2月以来の公式戦で得点はアウェーのエバートン戦の昨年9月以来。英国在住の森昌利通信員が、三笘の復調ぶりを「見た」。

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 「プレシーズンは負荷がかかっていた試合が多かったですけど、うまく準備できた。コンディションは良かったですけど、まだまだ上がると思います」

 ハードワークが売り物で、厳しいサッカーを展開する古豪エバートン相手のアウェー開幕戦で3―0の大勝。文句なしの「マン・オブ・ザ・マッチ」に輝いた三笘が試合後、開口一番、そう語った。

 新シーズンの号砲を鳴らした先制点が、今の三笘を証明したと言える。自陣で自らボールを奪い、そこからドリブルで駆け上がった。守りの場面を一瞬で攻撃に切り替えたプレー。ゴール前まで走り切り、右サイドのFWミンテが放ったクロスに滑り込みながら右足を合わせて、ネットを揺らした。

 後半21分には、敵のトラップミスを見逃さずにボールを奪って抜け出した。すると思わず相手が後ろから引っ張り、決定機阻止で一発退場に。攻守に左サイドで躍動し、一瞬の加速力に体調の良さが際立った。31歳のヒュルツェラー新監督に三笘は「左サイドバックとの守備の連係」を指示されているというが、前に出る推進力は全く衰えない。足にボールが吸い付くようなファーストタッチは才能の領域。才能を引き出すコンディションの良さが下地にあった。

 昨季は2月からシーズン終了まで欠場し、腰の負傷に泣かされた。体調さえ戻れば、スピード、運動量、質の全てでプレミアリーグでも最高レベルのプレーができることを証明。プレミアリーグ史上最多の260ゴールの記録保持者で、辛口で知られる元イングランド代表主将の伝説的FWアラン・シアラー氏(54)も絶賛した。「アブソルートリー・ファンタスティック(完全に素晴らしい)」と形容し「全てのMFが見本とすべきプレーだ」と本気でベタ褒めしていたほどだ。

 世界最強リーグで攻撃的MFの実力は示した。こうなると、敵はけがだけだ。超一流の証しとなる「2桁ゴール2桁アシスト」のウルトラ・ダブルを達成すると確信した。

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