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【阪神】4カード連続負け越し、岡田彰布監督「俺1人で怒ってるみたい」首位・広島と今季最大5差

スポーツ報知 / 2024年8月19日 4時0分

中日に敗れベンチを後にする岡田彰布監督(中)(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 中日8―4阪神(18日・バンテリンドーム)

 自慢の投手陣まで不安を露呈し、今季ワーストタイの4カード連続負け越しを喫した。被安打16もワーストタイで8失点。阪神・岡田彰布監督(66)は「聞くことあるか?」とあきれ、敗色ムードに陥ってからの覇気のなさにも「伝わってこんなあ。俺1人で怒ってるみたいやけど」と首をかしげた。

 1点を追う4回2死一、二塁。3回に3点を失った先発の大竹に代打・渡辺を送った。負けられない状況で早めに決断したが、直後に2番手・伊藤将の炎上で台無し。4回に一挙4点を失った左腕は「点差が縮まったところで、あの失点は痛い」と謝罪した。7月中旬に先発から外れ、2軍調整を経て中継ぎで起用されているが、調子は上向かないまま。それでもリリーフの一角を担う苦しい台所事情で、指揮官も「見ての通り。1イニング4点やねんから」とお手上げだ。

 さらに、大竹は試合前に何らかの異変。岡田監督は詳細は伏せ「最後(直前)まで投げられるか分からなかったんや。あかんかったら、伊藤将が先発やった」と明かした。登板可能と判断されたが、移籍後最短の3回降板で7敗目。「(原因は)自分でも分からない。分かっていたら抑えている」とうなだれた。試合前には、17日に5回途中3失点と崩れた村上の出場選手登録を抹消。昨季のMVP右腕も5勝8敗で黒星が先行しており、昨季は優勝の立役者だった“10勝トリオ”の厳しい現実がチームと重なった。

 このカードは3安打の貧打に始まり、第2戦は守護神・岩崎で逃げ切り失敗によるドロー。最後は悪夢の投壊となった。逆転優勝への粘りを見せたかった3連戦で、2敗1分けと逆に失速。首位・広島とは今季最大の5ゲーム差となった。(安藤 理)

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