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【高校野球】星陵の川島陽斗が今夏4強の加藤学園を94球で完封!公式戦初完投&初完封

スポーツ報知 / 2024年8月19日 6時45分

強豪の加藤学園相手に94球で完封した星陵のエース・川島陽斗

◆高校野球秋季大会静岡県予選 ▽1回戦 星陵1―0加藤学園(18日、愛鷹)

 県予選1回戦の残り27試合が行われた。星陵のエース右腕・川島陽斗(やまと、2年)が、今夏4強の加藤学園を6安打1死球で抑え、公式戦初完投初完封。1―0で下し、大金星を挙げた。

 難敵相手に快投劇を演じた。星陵のエース・川島が、9回2死二塁のピンチで最後の打者を遊ゴロに打ち取って雄たけびを上げた。わずか94球。6安打完封劇で通称マダックスを達成。「東部で一番強いと思っている加藤学園に勝ててうれしい」。今春の県王者で今夏4強校を封じ込んだ。

 キレのいい130キロ台の速球と変化球をうまく織り交ぜた。先頭打者を出したのは6回の1度だけ。「内角真っすぐで詰まらせて、スライダーを低めに集めることを意識した」。7回に犠飛でつかんだ虎の子の1点を右腕が守り切った。

 背番号1を付けて臨んだ今夏は、初戦で掛川工に敗れ涙をのんだ。「先輩たちが応援に来てくれたので頑張りたかった」。3年生の思いを背負って投げた。加藤学園とは、夏の大会直前に練習試合で対戦し、2失点完投勝ち。いいイメージを持ってままマウンドに上がった。

 蒲原シニア出身。中2の途中までエースだったが、秋に腰椎分離症を患ってから1年間は投げられなかった。高校で野球を続けるか迷ったが、プロ野球の元横浜(現DeNA)投手の斎藤肇監督(51)に声をかけられて入部を決断。「中1から注目していた。真っスラの軌道が打ちづらそうだった」。速球が自然にスライダーする球質を見抜いた『元プロ』の眼力に、間違いはなかった。

 「東部の雄」を撃破して、昨秋、今春に続き3季連続県大会行きへ王手をかけた。「まずは、県出場を決めたい」と、川島。切符をかけて次戦(24日)は韮山と対戦。大物食いに成功した星陵が、秋の主役に名乗りを上げる。(塩沢 武士)

◆マダックス 抜群の制球力を武器にブレーブスなどで通算355勝を挙げたグレッグ・マダックスが、100球未満での9回完封を13度飾ったことにちなみ、野球作家のジェイソン・ルークハートが提唱した造語。

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