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大谷翔平、2戦連発の39号先制ソロは“再現弾” 年間50発ペースで前人未到の「50―50」視野

スポーツ報知 / 2024年8月19日 4時14分

◆米大リーグ カージナルス―ドジャース(18日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、敵地・カージナルス戦に「1番・DH」で先発出場。5回に2試合連発の39号先制ソロを放ち、2年連続3度目の40本塁打に王手をかけた。史上6人目で史上最速となる8月中の「40―40」まで残り1本と3盗塁とした。

 0―0の5回1死だった。カ軍先発のS・グレイの初球、79・7マイル(約128・3キロ)のカーブを捉えた。打球速度113・5マイル(約182・7キロ)、飛距離396フィート(約120・7メートル)。弾丸ライナー(角度22度)で右中間の相手ブルペンに着弾したのは前夜とほぼ同じだった。初回先頭の第1打席は空振り三振、3回先頭の第2打席は三飛に倒れていたが、修正してきた。

 前日17日(同18日)の同戦では、5回2死から4試合ぶりの38号ソロ。本塁打では今季最も低い角度21度の弾丸ライナーで、右中間フェンス後方にあるカ軍ブルペンに打ち込んだ。大谷はエンゼルス時代も含め、カージナルス戦だけはホームランをマークしたことがなかったが、メジャー7年目、通算209本目のアーチで日本人選手初の“30球団制覇”を達成。さらに初回、3回と2盗塁を決め、リーグ2位タイとなる37盗塁としていたが、この日も同210本目で偉業に向けて前進した。

 これで8月は16試合で7本目となった。本塁打王争いではリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に再び3本差をつけた。ただ、8月は前日17日(同18日)終了時点で月間打率1割7分2厘と低調。打撃の中で構えた時の感覚を最重要視する大谷は「構えている段階で、いい未来が見えていない感じ」と独特の表現で苦悩の深さを表現した。“完全復活”はもう少し先になるかもしれないが、それでもその存在は唯一無二だ。

 再びシーズン50発ペースに乗せ、48盗塁ペース(17日終了時点)と合わせ、史上初となる「45―45」、さらに「50―50」も視界に捉えている。17日の試合で6回の守備中に右手中指を痛めたフリーマンがこの日は欠場。“MVPトリオ”が一時解体となる重苦しい空気を大谷が振り払った。

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