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【甲子園】青森山田が初の4強進出 4回から登板のエース・関が粘り強い投球で魂の救援

スポーツ報知 / 2024年8月19日 12時19分

7回2死三塁、先制の適時打を放つ青森山田・吉川 勇大(カメラ・谷口 健二)

◆第106回全国高校野球選手権大会第12日目 ▽準々決勝 青森山田1―0滋賀学園(19日・甲子園)

 青森山田が滋賀学園との接戦を制し、春夏通じて初の4強を決めた。

 滋賀学園の先発・土田悠貴投手(2年)に6回まで1安打無得点と苦しめられた。6回には3者連続で三振を取られるなど攻略の糸口をつかめずにいた。

 しかし7回裏、先頭の佐藤隆樹外野手(2年)が内野安打で出塁すると、続く対馬陸翔外野手(3年)に犠打と原田純希一塁手(3年)の二ゴロで、2死三塁とする。次のの吉川が3球目の直球を捉えると、木製の乾いた音を乗せた打球は左前へ。今大会まだ無安打だった主軸の一打で、待望の先制点を入れた。

 投手陣は先発の下山大昂投手(2年)が3回で降板すると、4回からは最速152キロのエース・関浩一郎投手(3年)が登板する。関は毎回のようにピンチを背負うも、その都度シュート回転する直球とカットボールを効果的に組み合わせた投球で相手に得点を許さず。ピンチのたびにギアを一段階上げる魂の救援で勝利をもたらした。

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