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【甲子園】身長差25センチ  関東第一の小柄な左腕・畠中鉄心がプロ注目の大型投手に投げ勝つ

スポーツ報知 / 2024年8月19日 18時14分

4回、力投する関東第一・畠中鉄心(カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第12日▽準々決勝 関東第一2―1東海大相模(19日・甲子園)

 身長173センチの関東第一・畠中鉄心(3年)が、198センチの長身でプロも注目する東海大相模・藤田琉生(3年)との“凸凹左腕対決”を制した。

 藤田の最速が149キロなのに対し、畠中は137キロ。それでも「スピードはなくてもコントロールには自信があります」の言葉通り丁寧にコーナーを突いた。9回1死まで投げて被安打5、与四球1。味方の好守もあって、スコアボードに8つの「0」を並べた。

 「低めに決まっていたチェンジアップを、うまく使うことが出来ました」。お手本は、身長171センチのオリックスのサウスポー・宮城。「動画を見て参考にした」という決め球を自在に操った。

 「藤田投手の方が全然格上。投げ勝ったというより、守備に助けられた。チーム全員で勝ち取った勝利です」と畠中は言った。気持ちの強い人間になれ―。「鉄心」の名を持つ小柄な左腕は、“巨大な敵”を倒しても浮かれることなく仲間に感謝した。

(浜木 俊介)

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