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東海大相模・藤田琉生「自分の甘さ」8回1/3を2失点も被弾に泣く「原先生を日本一の監督にしたかった」

スポーツ報知 / 2024年8月20日 5時50分

試合に敗れぼう然とする東海大相模・藤田琉生(中央)(カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第12日 ▽準々決勝 関東第一2―1東海大相模(19日・甲子園)

 4強が出そろった。関東第一(東東京)は東海大相模(神奈川)との関東勢対決を制し、9年ぶり2度目の準決勝進出。主砲の高橋徹平三塁手(3年)が7回、プロ注目左腕・藤田琉生(3年)から左中間席へ高校通算61号の決勝ソロを放った。強豪を続々と撃破した県立校の大社(島根)は神村学園(鹿児島)に敗れ、史上最長ブランクとなる107年ぶりの4強はならず。神村学園は2年連続、青森山田は春夏通じて初、京都国際は3年ぶりのベスト4。4校とも初優勝を目指して最終章に臨む。

 口を真一文字に結び、関東第一の校歌を聴いた。東海大相模、9年ぶり4強ならず。甲子園史上最長身の198センチを誇る東海大相模の藤田琉生は悔しさと確かな自信を胸に、聖地を去った。

 「原先生を日本一の監督にしたかったんですが、できなかった。全力でやった結果。悔いはないです」

 1球に泣いた。6回まで無失点。だが7回先頭、主砲・高橋徹平への初球チェンジアップが浮いた。左中間席へ運ばれた。「一振りで決められてしまった自分の甘さ」。8回1/3を2失点と好投したが、夢破れた。

 1年前、聖地での熱投は想像もできなかった。夏の大会から1か月前、左肘を疲労骨折した。「野球をやめようかと思うこともありました」。仲間たちが「絶対にやめんな」と鼓舞してくれた。春の大会で復活し、背番号1をつけると「試合終了まで表情に出さない」と誓った。最後まで強気を貫き、勝利を信じて戦った。

 「まだ進路は決めていません。この悔しさを忘れず、正々堂々と戦っていきたい」と藤田。野球人生は続く。この敗戦を決して、無駄にはしない。(加藤 弘士)

 原監督初聖地「夢の世界」 〇…元巨人捕手の東海大相模・原俊介監督(46)は指揮官として初の甲子園で、準々決勝敗退となった。「素晴らしい夏をもらった。私自身も夢の中の世界でやった感じ。キラキラ輝いてました」と涙。ナインの戦いぶりに「生徒が毎日強くなってるなと。甲子園ってこういうふうに成長していくんだなと」と胸を熱くし、「頂点って近いようで遠かった。関東代表としてぜひ優勝目指して頑張ってもらいたい」と関東第一にエールを送った。

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