大谷翔平、３戦連発で２年連続４０号なるか マリナーズ戦「１番・ＤＨ」先発出場 １３連戦ラストスパート

◆米大リーグ　ドジャース―マリナーズ（１９日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１９日（日本時間２０日）、本拠地・マリナーズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場する。史上６人目となる４０発、４０盗塁の「４０―４０」までは残り１本と３盗塁。まずは３戦連発での４０号到達に期待がかかる。

　前日１８日（同１９日）の敵地・カージナルス戦では、５回に２戦連発の３９号先制＆決勝ソロ。打球角度２１度の３８号とほぼ同じ角度２２度で、着弾点は全く同じ右中間後方のカージナルスのブルペンだった。シーズン５０発ペース（１８日終了時点）に乗せ、２年連続３度目の４０本塁打に王手。本塁打王争いでもリーグ２位のオズナ（ブレーブス）に３本差をつけた。今季３７盗塁も年間４７盗塁ペース。史上初の「４５―４５」どころか「５０―５０」も視界に捉えている。史上６人目の「４０―４０」は秒読み段階で、史上最速の８月中の到達はほぼ確実と言っても過言ではない。

　ただ、８月はこの日まで１６試合で７発目の一方、月間打率は１割７分４厘。大谷自身も「構えている段階でいい未来が見えていない感じ」と“不調”であることを認めているが、それでも長打が打てて走れるのが大谷という男だ。

　この日のマ軍先発はＢ・ウー投手（２４）。エンゼルス時代の昨季、大谷は３打数２安打１本塁打と好相性だった。一時は大谷の休養を検討していたロバーツ監督も「（復調の）きっかけをつかんできたと思う」と話しており、完全復活もそう遠くはないはず。今季最長タイの１３連戦も残りは３試合。１７日（同１８日）には“ＭＶＰトリオ”のフリーマンが右手中指を負傷する緊急事態も起きたが、この日先発復帰。右脇腹痛で離脱していたマンシー、トレード獲得したエドマンも先発に名を連ねた。役者がそろってきたド軍打線。８日ぶりに帰ってきた本拠地で、１番・大谷がけん引する。