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史上最多6つ目の「クイーン」の福間香奈清麗「結果を出せて光栄」 母校・大社高校の甲子園8強も「励みになりました」

スポーツ報知 / 2024年8月20日 19時56分

大阪・関西将棋会館で指された第6期清麗戦五番勝負第4局を制して「クイーン清麗」の称号を得て、花束を手に笑顔の福間香奈清麗

 将棋・第6期清麗戦五番勝負第4局が20日、大阪・関西将棋会館で指され、福間香奈清麗=女流王座、女流名人、女流王位、倉敷藤花と五冠=が挑戦者・加藤桃子女流四段に後手番の118手で勝ち、シリーズ3勝1敗で3連覇を果たした。

 6期中、加藤に奪取された第3期以外はすべて福間(旧姓・里見)が制しており、通算5期で女流の永世称号「クイーン清麗」を得た。

 福間は倉敷藤花(2012年)、女流名人(14年)、女流王将(16年)、女流王位(19年)、女流王座(21年)に続き、史上初で自己最多記録を更新する6つ目のクイーン。「新しくつくっていただいたタイトルで結果を出すことができて光栄に思います。(6つ目は)結果が幸いしたこともあったので、もっと力を付けられるよう頑張りたい」と気を引き締めた。

 残り二冠の白玲、女王はまだ獲得1期のみだが、クイーン全制覇の野望には「それに見合った地力があれば、その先に付いてくるのかな」と、先々を見つめ、精進を誓った。

 高校野球の甲子園大会に春夏11回出場し、19日の準々決勝で惜しくも敗れたが、93年ぶりのベスト8を決めた島根・大社高校は愛する母校。「母から甲子園に出ると聞いて、1回戦からテレビで見ていました。対局が多い中で一つの癒しに。感動するような試合ばかりで励みになりました。地元の方とも連絡を取ったり違う交流もあって、夏のいい思い出ができました」と笑顔で話していた。

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