【甲子園】京都国際・中崎琉生、今春センバツの借りを返す!「同じ相手に2度負けるわけにはいかない」
スポーツ報知 / 2024年8月20日 22時40分
第106回全国高校野球選手権記念大会で3年ぶり2度目の4強入りを果たした京都国際は休養日の20日、京都市内の同校グラウンドで練習を行った。21日の準決勝で同校初となる決勝進出を懸けて、青森山田と対戦する。
17日の3回戦・西日本短大付戦で14K完封勝利を収めたエース左腕・中崎琉生(3年)は、因縁の青森山田へ闘志を燃やした。
今春センバツ初戦で3―3の9回1死から三塁打と左前打でサヨナラ負けを許した相手。この試合で4失点ながら完投した左腕は「三塁打を打たれたところから全て頭に残っている。焦ってムキにならないように、全てぶつけるだけ」と話し、「同じ相手に2度負けるわけにはいかない」と力を込めた。警戒する打者には、今大会全試合に4番で出場する原田純希内野手(3年)を挙げ、「ひと振りでチームに勢いを持ってこられる選手。原田選手らしい打撃をさせないようにいろんな攻め方をしたい」と注意を強めた。
準々決勝・智弁学園戦が行われた19日は18歳の誕生日だった中崎。「チームメートの曽根(球斗内野手、3年)と同じ誕生日で、みんなから『おめでとう』と言われましたが、勝ってくれたことが何よりの誕生日プレゼントでした」と、同校最高成績の4強に並んだメモリアルな一日を振り返って笑顔だった。登板は未定だが、「いつも通り強気に攻めていきたい」と、18歳初登板にも気合を込めた。
小牧憲継監督は「センバツで負けてから、『青森山田さんにリベンジしよう』と掲げてやってきた。その集大成です」と全身全霊で挑む覚悟。「投打に軸がいて、それぞれのポジションに能力の高い選手がいる。だからこそ倒しがいがある、素晴らしいチーム。春からやってきたことを全てぶつけたい」と正面からぶつかり、甲子園でつくった借りを甲子園で返す。同校のテーマ『4点取って3点以内に抑える野球』を展開し、“リベンジマッチ”は投打で圧倒してみせる。
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