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パリ五輪金メダルの出口クリスタ、当面休養へ「いったん競技者としての柔道から離れる」帰国後は亡き祖父に快挙報告

スポーツ報知 / 2024年8月21日 7時0分

日本生命の社員と記念撮影する(左から2人目以降)早田ひな、桐生祥秀、出口クリスタ、出口ケリー(カメラ・林直史)

 パリ五輪の柔道女子57キロ級で金メダルに輝いた長野県出身でカナダ代表の出口クリスタ(28)が20日、同52キロ級代表の妹・ケリーと都内で所属先の日本生命の報告会に出席した。

 出口は2019年世界選手権を制するなど世界ランキング1位に位置しながら、カナダの代表争いに敗れ、21年東京五輪代表を逃していた。当時を「おじいちゃんとおばあちゃんを(五輪に)連れて行きたいっていう思いで頑張っていた」と振り返ったが、東京五輪後に祖父が他界。念願の代表の座をつかんだパリ五輪は祖母が見守る前で金メダルを獲得し、帰国後に墓前で祖父に報告できたことを明かした。

 今後については当面、休養する意向を示した。本番直前まで東京五輪銅メダルのジェシカ・クリムカイトとの代表争いのため連戦が続き、心身ともに疲弊。報告会で同じ所属の卓球・早田ひなが既にトレーニングを再開したと明かしたことに驚きつつ、「自分はあと2か月ぐらい、休みがほしい」と吐露。「いったん競技者としての柔道から離れて、試合に勝つための練習じゃなくて、自分が強くなるためだったりとか、今回駄目だったところを直せるような練習をして、その先に次があると思う。柔道をもっと好きになって戻って来られたら」とリフレッシュを経て、その後の競技人生につなげたい考えだ。

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