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大谷翔平、第5打席はフェンス直撃の単打 38個目の盗塁成功で史上最速「40―40」へ1本2盗塁

スポーツ報知 / 2024年8月21日 14時13分

◆米大リーグ ドジャース―マリナーズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠地・マリナーズ戦に「1番・DH」で先発出場。2年連続3度目の40号にも期待がかかる中、8回2死の第5打席は右翼フェンス直撃の単打。14試合ぶりのマルチ安打とすると、今季38盗塁目を決めた。史上最速の「40―40」へ残り1本、2盗塁とした。

 マ軍先発はB・ミラーだった。大谷はエンゼルス時代の昨季対戦し、3打数1安打2三振。今季初対戦のこの日、初回先頭の第1打席はスプリットで空振り三振に倒れたが、3回1死の第2打席はそのスプリットを右中間へ今季6本目の三塁打とし、4試合連続安打としていた。21年から4年連続で「300塁打」に達し、出場124試合目での到達はド軍史上5番目の早さとなった。4回2死一塁の第3打席は投ゴロだった。

 7回1死二塁の第4打席は4番手右腕・ムニョスから一直。大谷に対して左腕から右腕に継投する珍しいスイッチだったが、崩せなかった。それでも、続く2番・ベッツの適時二塁打でド軍は追いつき、8回に代打・ヘイワードが勝ち越し3ランを放った。

 前日19日(同20日)の同戦で大谷は、初回にシフトの逆をつく左前打。第1打席のヒットは8月に入って17試合目で初めてだった。8月は19日終了時点で月間打率1割8分1厘。打撃の中で構えた時の感覚を最重要視する大谷は38号を放った17日(同18日)の敵地・カージナルス戦の試合後、「構えている段階で、いい未来が見えていない感じ」と“不振”であることを認めていたが、それでも今月はすでに7発とメジャーでも別次元の存在となっている。

 ここまでリーグトップの39本塁打。キャリアハイを大幅に更新する38盗塁で、シーズン50発&48盗塁ペース。史上初の「45―45」どころか「50―50」も視界に捉えている。これまで5人が達成している「40―40」は出場147試合で到達した06年のソリアーノ(ナショナルズ)が最速記録保持者だが、この日が出場124試合目の大谷は“記録更新”も目前に迫っている。

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