「一番大事な試合」巨人・戸郷翔征、２２日先発“偉業”かかるもチームの勝利へ「初回から全力でいきたい」

試合前練習でアメフトボールを投げる戸郷（カメラ・今成　良輔）

　巨人の戸郷翔征投手（２４）が２２日の広島戦（東京Ｄ）に１０勝を目指して先発する。３年連続２ケタ勝利到達に加え、球団では１８年菅野以来の３試合連続完封もかかるが、「一番大事な試合ということを分かりながら練習はしたので、完封ももちろんしたいけど、チームの勝ちを一番意識しながら初回から全力でいきたい」と決意を込めた。

　２０日の広島３連戦の初戦は山崎伊が４回７失点と崩れ、痛恨の黒星。この日、背番号１９と話しながらキャッチボールなどで調整した戸郷は「チームとしては初戦は取りたいところでしたけど、僕の試合は必ず踏ん張らないといけない試合。難しいゲームになると思うけど勝たないと良い順位にいけない」と自覚を口にした。

　「自分の立場は分かっているのでそういう投球ができれば」。エースのプライドをかけてマウンドに立つ。