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浅野翔吾をスターに…代打送らなかった巨人・阿部監督の期待に応えた同点二塁打「落ち球の変化球を狙っていました」

スポーツ報知 / 2024年8月22日 5時5分

7回2死二塁、同点となる適時二塁打を放ち雄たけびを上げる浅野(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―1広島(21日・東京ドーム)

 若武者の一振りが球場の空気を一変させた。1点を追う7回2死二塁、打席には浅野。2ボール1ストライクからの4球目、床田の低めのツーシームに食らいついた。「嫌な雰囲気だったので何とかヒットを打って同点にしたかった。それまで打てていなかったんですけど、弱気はなしで、強気で打ちにいきました」。打球は左中間を破る値千金の同点の適時二塁打。二塁ベース上で「ワイワイポーズ」を披露しながら、雄たけびを上げた。

 何かをやってくれる男だ。それまでの2打席は遊ゴロ、捕邪飛と内容も悪く凡退。

 「代打も考えたんですけどね。こういう場面を経験させたいというそっちの方が強かったので」

 阿部監督は7回の場面について期待を込めて送り出したことを明かした。初球から内角を攻められたことから、対応できるように打席途中でバットを短く持った。「落ち球の変化球を狙っていました」と昨年8月31日の広島戦(岐阜)でプロ初のマルチ安打をマークした好左腕から、またも快音を響かせた。

 今季初安打となる満塁弾を放った14日の阪神戦(東京D)から5試合連続でスタメン出場。「初ヒットが打てて、満塁弾の4点で勝てたというのは自分にとって結構気が楽になりました」。前日20日の同カードでプロ初三塁打を放ったのに続く適時打で、この5試合で19打数6安打、打率3割1分6厘、6打点をマーク。「本当に(負傷離脱した)エリ(ヘルナンデス)の代わりに使ってもらっているので、その分しっかり頑張っています」。勝負の夏に重要なピースとなっている。

 高卒2年目で活躍する姿は、ポジションは違えど、2008年に同じく19歳でレギュラーをつかんだ坂本と重なる。指揮官も「個人的には彼がスターになってほしいので。その期待を込めて使っています」と無限大のポテンシャルを感じている。「本当にプレッシャーを感じる暇もないぐらい必死でやっています」と浅野。がむしゃらな19歳が、スターダムを駆け上がっていく。(井上 信太郎)

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