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桂ざこばさんの酒絡みの逸話披露 池乃めだかとなるみがお別れ会で爆笑スピーチ 親族も笑顔に

スポーツ報知 / 2024年8月22日 6時0分

一門の紋である「結び柏」がデザインされた桂ざこばさんのお別れ会の祭壇(カメラ・筒井 政也)

 ぜんそくのため6月に亡くなった上方の人気落語家・桂ざこばさん(享年76)のお別れ会が21日、大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで開かれた。一般弔問と、芸人仲間・関係者との2部制で、計1000人が故人との別れを惜しんだ。代表スピーチでは、駆け出し時代に「戦友」だった吉本新喜劇の池乃めだか(81)が爆笑エピソードを披露。タレントで遺族代表の次女・関口まい(41)も笑うなど、豪快だったざこばさんらしい追悼会となった。

 突然の別れから2か月あまり。独演会や米朝一門会でなじんだ会場には、一般の部に約400人、関係者の部に約600人が駆け付けて献花した。噺(はなし)家だけでなく、在阪局アナウンサーやタレントらが参列。広い交流と人徳ぶりを示していた。次女・まいは息子とともにあいさつ。「こんなにたくさんの方が来られて、父も喜んでいると思います」と、しみじみ語った。

 2017年5月、ざこばさんは左中大脳動脈閉鎖症、塞栓(そくせん)性脳こうそくで倒れた。まいさんが「お弟子さんに稽古を付けてもらって」と明かすように、懸命なリハビリで高座復帰したが「しんどいねん」と何度も電話があったという。理由を尋ねると「大好きなちゃーちゃん(師匠・米朝さんの愛称)に教えてもらった落語が消えてしまったことが、たまらん」と漏らしたことを明かした。

 しんみりムードを一変させたのが、親しい仲で代表スピーチを任されためだかと、タレント・なるみ(52)の爆笑の掛け合い。なるみは「ざこびっち」の愛称の名付け親で、若手の頃から共演。「お昼の番組に二日酔いじゃなく酔っ払って出た、あんな大人は初めて。私にとって“初めての男”でした」と笑わせた。

 めだかは「海原めぐる」の芸名で漫才師だった頃、朝丸時代のざこばさんと意気投合。「好きな落語ができればいい。売れたくない」と常々言っていたが、日本テレビ系「ウイークエンダー」で大人気に。「あの時の悔しさが…」と明かしためだかだが、飲み代は全てざこばさん払いだったといい、遺影に向かって「ごちそうさまでした!」。最後は「朝丸さん、もうすぐそこに駆け付けるからな。飲もうな!」と呼びかけた。(筒井 政也)

 ◇主な参列者 オール巨人、門田隆将、嘉門タツオ、シルク、大平サブロー、竹田恒泰、トミーズ健、長江健次、西川かの子、西川忠志、西川ヘレン、遙洋子、未知やすえ、三林京子(50音順、敬称略)

 桂文枝(前上方落語協会会長)「まいさんのあいさつを聞いて泣けました(涙)。リハビリでは『こんだけ落語できるようになった』と喜んではった。存在だけで面白い方。本当にありがとうございました、お疲れさまでした」

 桂塩鯛(一番弟子)「40年ほど前、私が結婚した時に仲人をしてもらいましたが、結納の前の日に、奥さんから『いま留置所にいる』。酔っ払って。いろんな逸話を残したステキな師匠でした」

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