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巨人・浅野翔吾は「読み勝ち。大したものだ」高木豊氏が大絶賛の広島・床田撃ち同点二塁打

スポーツ報知 / 2024年8月22日 5時10分

7回、左中間へ同点の適時二塁打を放つ浅野(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―1広島(21日・東京ドーム)

 浅野はまだ19歳なのに賢いね。7回の同点二塁打はベテランの床田に対して、見事な読み勝ち。大したもんです。

 5回の第2打席はツーシームを3球続けられ、最後はパームボールで完全に泳がされての捕邪飛だった。7回のチャンスで、その反省が生きた。初球の低めのパームは見逃してボールになったが、緩い球を意識してタイミングも取れていた。2、3球目の内角速球には反応せずに見逃し。抜いた球を待っていたから、最後の外角低めのボール気味のツーシームについていけた。あのコースは、強振するとポップフライかボテボテのゴロになってしまう。バットのヘッドを上手に使って左中間へ運んだ、技術点の高い打撃だった。

 天王山と呼ばれる試合で全く動じてないし、度胸が据わっている。高校時代から大舞台を経験してきた蓄積が生きている。最後の打席で三ゴロに打ち取られたような、速い球をさばけるようになれば、ホンモノと言える。

 7回は正直、代打でもおかしくなかった。阿部監督も、浅野の勝負強さや応用力を評価しているからこそ、打席に送り出したんだろう。結果が出ているうちは使い続けてほしいし、そうしないといけない選手だよ。(スポーツ報知評論家・高木 豊)

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