1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【巨人】「代打も考えたんですけどね」でも阿部監督が浅野を代えなかった理由…「一番ボクは買っている」モノは

スポーツ報知 / 2024年8月21日 22時41分

広島に勝利し、浅野翔吾(左)とタッチを交わす阿部慎之助監督(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―1広島(21日・東京ドーム)

 巨人が広島との首位攻防3連戦の第2ラウンドで逆転勝ちした。何といっても大きかったのが、0ー1の7回に飛び出した、浅野翔吾外野手の同点二塁打。試合後、阿部慎之助監督がその舞台裏を明かした。

 「代打も考えたんですけどね、こういう場面を経験させたいという、そっちの方が強かったので。打ってくれてチームも助かったなと思います」

 首位攻防3連戦の初戦を落とし、もう後がなかったこの夜の第2戦。1点を追う7回の2死二塁という場面だった。14日の阪神戦で満塁弾を放ったとはいえ、まだ高卒2年目の19歳。優勝争いの正念場でチームの勝敗を背負わせるには重すぎる。ただ、それでも浅野なら…。勝利と若手育成という、指揮官にとって最も過酷な両立に挑ませるだけの理由があった。

 「勝負勘というか、そういうのを一番僕は買っているんですけど、打席に入った時の表情だったり、当たり前ですけど素晴らしいなと思って見ていますし。勝負する顔というか、それがどういう顔か分からないですけど、なんか戦ってる姿勢が僕には良く映るので」と阿部監督。浅野の「自分自身、本当にあの一試合試合高校生のように「負けたら終わり」っていう気持ちでやってるんで」という言葉通り、覚悟を決めた勝負師の一面を評価しているからこそ、好機でそのまま打席に送り出した。

 「こういう一世代若い人たちが何年か後にはチームを引っ張っていかないといけないと思うのでね、こういう子が一人でもいないと。僕個人的には彼がスターになって欲しいので。その期待を込めて使っています」という指揮官の思いに応えた、見事な同点二塁打。真夏の天王山で勝利を引き寄せた大きな一打、という以上に価値ある経験。スター誕生への分岐点だった一打席、となるかもしれない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください