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浜松開誠館・大石亮太が陸上U20世界選手権大会出場…初の海外公式戦も「緊張より楽しみ」

スポーツ報知 / 2024年8月22日 10時41分

「出世城」ともいわれる浜松城の前で練習に励む浜松開誠館の大石(カメラ・塩沢 武士)

 陸上のU20世界選手権大会(8月27日開幕・リマ)の男子400メートルと1600メートルリレーに大石亮太(浜松開誠館高3年)が出場する。6月下旬に新潟で行われたU20日本選手権で自己ベストの46秒57をマークして3位に入って代表に選出された17歳が、初の海外レースで自己記録更新を狙う。

 初の世界大会で“出世街道”を突き進む。徳川家康ゆかりの地で、出世城と呼ばれる浜松城を望みながら練習に励んでいるスプリンター。将来の五輪出場を夢見るスプリンターは「前半から突っ込んで後半も行けるようにしたい」と、レースプランを思い描く。

 飛行機に乗るのは生まれて2度目。初の海外での公式戦にも、「緊張より楽しみ」。日本とは真裏の南米大陸のペルーでの大会に向けて食生活の違いが唯一の気がかりだそうで「カロリーメイトのチーズ味は持って行きます」と、笑った。

 今夏に福岡で行われた全国高校総体では47秒17で2位に輝いた。1日3レースという過酷な条件で「3本目に47秒台を出せたのは自信になった」と、胸を張る。三輪徹久監督(56)は「入学当初に比べると、太ももが20センチ近く太くなった」と、3年間の成長を認めた。

 22日に決戦の地へ旅立つ。個人種目の400メートルだけでなく1600メートルリレーにも出場予定だ。「日の丸のユニホームは憧れ」。未来の日本代表を夢見る男が、世界への第一歩を踏み出す。(塩沢 武士)

  ◆大石 亮太(おおいし・りょうた)2006年9月30日、島田市生まれ。17歳。小学4年の時に吉田ACで競技を始めた。初倉中の3年時に、全国中学体育大会の男子400メートルに出場して予選敗退。178センチ、64キロ。家族は母と姉と祖母。

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