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シダマツペア、ストレート勝ちで8強! ファンに拝まれる? 志田「声かけて下さると思ったら…」松山「ちいが拝まれてました」…パリ五輪後初戦ジャパンOP

スポーツ報知 / 2024年8月22日 14時6分

女子ダブルス2回戦を突破した志田千陽(右)・松山奈未のシダマツペア(カメラ・佐々木 清勝)

◆バドミントン ▽ジャパン・オープン 第3日(22日、横浜アリーナ)

 各種目の2回戦が行われ、パリ五輪女子ダブルス銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)は、タイペアを21―13、21―5で下し、2大会連続の8強入りを決めた。松山は「練習が積めなかったので、不安がすごく大きくて。自分が決め球を作ろうと思っていた。きょうは良かった」と安どした。志田も「歓声がすごく上がっていて、うれしいなと思いながら試合をしていた。シャトルが思ったより重たいと感じ、ラリーだったり、自分たちの攻撃は効かないと思ったけど、大きい展開から入っていけたので良かった」と充実の汗をぬぐった。

 パリ五輪銅メダル後初戦に臨んだエースペアが、大声援に応えた。1回戦が不戦勝で今大会初登場すると、大きな拍手が起こった。第1ゲーム(G)は2―4から志田のプッシュなどで4連続得点。6―5ではペアの持ち味である早いローテーションから前衛・松山がスマッシュを浴びせるなど再び4連続。「松山選手ガンバ」「志田選手ファイト」と子供たちの声援も背中を押し、中盤からは主導権を握り一気に突き放した。第2Gも攻撃の手を緩めず、4―5から怒とうの17連続得点で締めた。快勝で大きな期待に応えた。

 パリ大会から9日に帰国後は、テレビ出演やメディア取材で忙しい日々を過ごした。オフシーズン以外でこれだけラケットを握らない期間があるのは初めてといい、開幕1週間ほど前にようやく練習を再開できた。19日の会場練習でも後衛からのスマッシュ、クリアを打っては話し込み、羽根が飛びにくいとされる会場を確かめながら、調整を重ねてきた。

 メダリストとなって凱旋(がいせん)。これまでに経験のない注目度の高さを感じた。試合がなかった21日には練習の合間に会場でファンミーティングを開催すると、100人ほどの観衆が集結した。その中で志田に近づいてきたあるファンは、声をかけるのではなく胸の前で手を合わせて一礼したという。「ちいが拝まれていました」と松山は明かし「声をかけて下さるのかなと思っていたら…こうして(胸の前で手を合わせて)くれて。え~?!って」と、志田も笑顔で振り返った。

 五輪後初戦のこの日は、会場に多くの観客が詰めかけた。これまでに経験のなかった注目の高さも感じながら、志田は「子供たちもすごい盛り上がってくれていた。うれしい」と応援を力に変える。23日の準々決勝では、岩永鈴、中西貴映組(BIPROGY)との日本人対決。松山は「挑戦者の気持ちで。目標は我慢することです」と冷静に見据えた。メダリストとなっても変わらないチャレンジャー精神を貫き、ペア初の大会制覇へ突き進む。

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