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蝉川泰果 白グリップで心機一転の好発進「ゴルフがちょっとうまく見えるかなって」

スポーツ報知 / 2024年8月22日 15時56分

第1ラウンド後に取材に応じる蝉川泰果(カメラ・高木恵)

◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 第1日(22日、福岡・芥屋GC=7274ヤード、パー72)

 第1ラウンドが進行中で、午前組の蝉川泰果(アース製薬)は1イーグル、6バーディー、1ボギーの7アンダー65の上位でホールアウトした。「ショットは悪くなかった。クラブのグリップを思い切って真っ白にしてみて、パターのシャフトも変えたんだけど、それも良かったのかな」と汗をぬぐった。

 スタートの10番で2メートルのバーディーパットを外したが、11、12番で7メートを沈めてパーをセーブし、流れを変えた。最終9番パー5、残り245ヤードの第2打を3番アイアンでピン手前5メートルに運び、イーグルで締めた。シャフトをスチールからカーボンに変えたパターをこの日から投入し、スコアにつなげた。

 今大会は例年入場テーマ曲が設定され、選手自らが選曲する。蝉川はラッパーguca owlの「High wall」をチョイス。「毎日聴いちゃう。自分の気持ちを上げることもできるし、落ち着かせることもできる曲」でリズム良く一日を追えた。グリップを白に変えた理由を問われると「ゴルフがちょっとうまく見えるかなっていうのが狙い」とおどけてみせた。

 今季は7月の日本プロ選手権の2位が最高位で、優勝はまだない。「今年は上位争いをしたときに思い切りの良さがなくなっている。思い切りよく、ミスをしても怒らないことをテーマに、落ち着いてプレーしたい」。シーズン後半戦の初戦での好スタートを、無駄にはしない。

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