加藤和樹がニール・サイモンの傑作喜劇で「巻き込まれる姿を笑って」とアピール

舞台「裸足で散歩」の取材会に出席した加藤和樹

　俳優の加藤和樹が２２日、大阪市内で出演舞台「裸足で散歩」の取材会に出席した。

　２０２２年に初演され、大好評を博したニール・サイモンの傑作コメディーを再演。真面目な新米弁護士・ポールを演じる加藤は「出てくるキャラクターたちの個性が強すぎて。この中で一番普通なのは僕が演じるポールかなと思います。戸田（恵子）さん、松尾（貴史）さんは、前回を思い出してもやはりクセが強かったので、今回それがさらにパワーアップすると思うと、楽しみ半分、怖さ半分といったところです」と苦笑いした。

　ニューヨークの古いアパートの最上階に引っ越してきた、新婚のポールとコリー（高田夏帆）を中心に、思わぬ方向に転がるコメディー。「ポールが真面目であればあるほど笑えるという感じですね。ポールが一番巻き込まれているんですよ。どちらかというと。なので、その姿を見て『かわいそうなポール』って思って、笑っていただければうれしいなと思います」と珍アピール。またニール・サイモンの脚本の素晴らしさを挙げ「言葉選びがやはり魅力の一つかなと思います。読んでいるだけで絵が思い浮かんで笑えてくる」と明かした。

　公演は９月２７日～２９日の大阪・サンケイホールブリーゼをスタートし、北は北海道、南は宮崎県まで全国１１都市を回る。加藤は「楽しみはやっぱりご飯。前回はコロナもあって、なかなか行けなかったんですけど、食事で皆さんとコミュニケーションがとれれば」と、地元の名物料理も楽しみにしている。