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11月引退のプロレスラー・齋藤彰俊がGHCタッグ挑戦の9・1ノア大阪大会をPR「ベルトを取って持ち逃げするのも面白い」

スポーツ報知 / 2024年8月22日 20時58分

9月1日の「プロレスリング・ノア」大阪大会をPRする齋藤彰俊(カメラ・岩田 大補)

 「プロレスリング・ノア」のプロレスラー齋藤彰俊が22日、大阪市北区の報知新聞大阪本社編集局を訪れ、9月1日にエディオンアリーナ大阪第1競技場(難波)で開催される大会「N―1 VICTORY 2024」(午後4時開始)をPRした。

 競泳選手、空手家を経て、1990年にプロレスデビュー。新日本プロレス時代は越中詩郎、小林邦明、青柳誠司らとの「平成維震軍」で名を売り、2000年以降はノアを中心に活躍した。故・マサ斎藤さん、ヒロ斉藤と「サイトウ」の姓の選手がいたことからファンからは「彰俊」と呼ばれ、声援を集めた。

 今年7月に潮崎豪に敗れて、獲得したばかりの世界ヘビー王座を失冠。「正面からトップ選手にぶつかることができなければ20、30代でも辞めるのが信念でしたが、なかなかその時が来なかった。でも、シオ(潮崎)の戦いで日本武道館の天井を見ることになり『今だろうな』と」。還暦を前に、59歳で現役引退することを発表。11月17日にノア初参戦の地で、高校・大学時代になじんだ愛知大会で34年間にわたるレスラー生活にピリオドを打つことになった。

 「あっという間。意外と短かったかな。それだけ充実していた。夢だったレスラーになれてよかった」。09年6月の広島大会での試合で亡くなった名レスラー・三沢光晴さん(当時46)のリング禍の当事者だったことも背負ったプロレス人生だったが「あの時に自分の中で誓ったこと、約束したことは果たせたのかな」と、しみじみ語った。

 大阪での試合は「新日の空手家時代に敵とみなされてお客様からフルコンタクトされた」「初めてタイトルに挑戦した小橋建太選手に、グー2発で殴られた。怖い小橋さんが見られてうれしかった」と、パンチにまつわる思い出が詰まっている。

 今回の大阪大会では、モハメド・ヨネと組んで、丸藤正道&杉浦貴のGHCタッグ王者に挑む。「個人的野望としては、ここでベルトを取って持ち逃げするのも面白い。今、調子がいいので」と腕をぶす。「本当に引退するの? と思うぐらいの戦いを感じてほしい。生きざま、背中を見てもらえたら」とアピールした。

 ノアでは年下ながら大先輩の小川良成が頸部の負傷のため現役引退を発表したばかり。小川は引退セレモニーはしないが「あの去り際もカッコいい。小川さんらしいな」。プロレスラーには長州力、大仁田厚ら引退を撤回して復帰した選手が過去にも多いが「若い選手のためにも、僕はないです」と言い切った。(筒井 政也)

 ★プレゼント 9月1日のノア大阪大会のペア招待券を抽選で5人に。はがきに〒住所、氏名、年齢を記載して、〒531―8558報知新聞大阪本社ビジネス局「9・1ノア」係まで。締め切りは8月26日必着。当選発表は発送をもって代えます。個人情報は発送手続き以外で使用いたしません。

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