【甲子園】「いいチーム作った。ミスがなく守備も良くて基本が徹底」小倉全由氏が教え子の関東第一・米沢監督を激励

甲子園球場

　第１０６回全国高校野球選手権大会は２３日午前１０時から甲子園で決勝が行われ、ともに春夏通じて初優勝を目指す関東第一（東東京）と京都国際が対戦する。

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　日大三の前監督でＵ１８高校日本代表監督の小倉全由氏（６７）が、関東第一監督時代の教え子にあたる米沢監督を激励に訪れた。「いいチームを作ったなあと思って。ミスがなく守備も良くて、基本が徹底されている。選手たちも『後半、俺たちならやれる』と自信を持っている」とここまでの戦いぶりを称賛した。

　小倉氏が関東第一の監督に復帰したのは米沢監督が高２だった９２年１２月１日。「米沢監督は真面目だったんですが、この代は合宿生活に甘いところがあった。トイレや風呂の掃除とか、生活面から直していかなきゃダメだと」。野球だけでなく、私生活を重視する取り組みは現在、米沢監督のチーム作りに生かされる。

　「足の速い選手、長打が打てる選手、守りのいい選手…選手をよく見ているし、いいところを伸ばしている」と小倉氏。大一番に臨む教え子に「３年生にとっては最後の試合。思い切ってやらせればいいんじゃない」とエールを送っていた。