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【阪神】「そらいくよ」岡田彰布監督 “必勝継投”石井&桐敷を中4日投入も不発…「(間隔が)空き過ぎなのかな」

スポーツ報知 / 2024年8月23日 5時0分

ベンチで厳しい表情の岡田彰布監督(カメラ・馬場 秀則) 

◆JERAセ・リーグ 阪神2―5ヤクルト(22日・京セラドーム大阪)

 必死の継投も失敗に終わり、逆にダメージを負った。同一カード3連勝を逃した阪神・岡田彰布監督(66)は中4日で投入した両セットアッパーに「(間隔が)空き過ぎなのかな」と首をかしげた。8回に1点を追う状況で石井を投入。点差を保って大山の同点弾を呼んだが、9回に桐敷が勝ち越された。2死二塁で代打・山田に決勝の中越え二塁打。さらに満塁を招き、オスナに2点二塁打を浴びた。

 桐敷は今季ワースト3失点。リーグ最多53試合目の登板で初黒星を喫した。ヤクルト戦は9試合で防御率12・86。「追いついてもらった後で、悔いが残ります」とうなだれた。無失点の石井も33球を要する苦しい投球。残り29試合で、指揮官は「1点差やから。そらいくよ」とビハインドでも迷わず起用したが、次戦への影響も心配される内容となった。首位・広島と今季最大タイの5ゲーム差で、23日からその赤ヘルと敵地で3連戦。もう負けられないカードを前に、勝利へのカギを握る2人が不安を残してしまった。

 桐敷は「本当に、ここからズルズルいかないように」と必死に前を向いた。石井について、久保田投手コーチは「疲れはあると思うけど、連投での30球じゃない。明日までは、なんとか頑張ってもらう」と予告。それでも「連投したら(24日は)きついかな」とも想定した。野手では、前川が試合前の練習中に腰を痛め、出番がなかった。軽傷で23日は出場意欲を示したが、こちらも心配。2010年から18連勝していた「8月の京セラDでのヤクルト戦」の不敗神話も終わり、正念場を迎えた。(安藤 理)

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