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井上尚弥を倒すためドヘニーが来日 かませ犬批判に「それを覆してきたからここにいる」 大番狂わせ狙う

スポーツ報知 / 2024年8月23日 18時1分

井上尚弥と対戦するTJ・ドヘニーが来日

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO同級2位TJ・ドヘニー(9月3日、東京・有明アリーナ)

 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)に挑戦するWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)が23日、米ボストンから来日した。元IBF王者は「楽しみ。だってUndisputed(4団体統一王者)になるチャンスだぜ」と笑顔でモンスター退治を誓った。

 今回の試合に向け、本拠地としているオーストラリアに家族を残し、米マサチューセッツ州スプリングフィールドのジムで10週間の合宿を行った。「ストレスとか邪魔が入ることなく、睡眠、食事、ボクシングの練習、これだけに集中する環境を整えました」と4団体のベルト奪取にすべてを懸けている。

 ドヘニーは東京ドーム大会で尚弥の防衛戦のリザーバーを務め、ブリル・バヨゴス(フィリピン)と対戦し4回TKO勝ち。昨年3月、グッドマンに0―3の判定負けしたが、再起後は3連勝中だ。

 日本人キラーとしても知られ、18年8月に岩佐亮佑(セレス)から判定でIBF世界スーパーバンタム級王座を奪取。19年1月の初防衛戦で高橋竜平(横浜光)に11回TKO勝ちした。最近では昨年6月、WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級タイトルマッチで王者だった中嶋一輝(大橋)を1回TKOで下している。

 これまで4敗しているがKO負けは1度もない。ただ、37歳で全盛期は過ぎたと言われ、グッドマンにも敗戦しており、海外を中心に力不足や格下との対戦に批判的な声も出ている。「アンダードッグ(かませ犬)ってことはわかっている。そういうことは過去にも何度もあったが、それを覆してきたからここにいる」と大番狂わせを演じるつもりだ。

 戦績は31歳の尚弥が27戦全勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。

 試合はLeminoで配信される。

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