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【巨人】ドラ1西舘のプロ初先発は5回4失点…「テンポも悪かった」99球の熱投も6安打3四球と中日打線止められず

スポーツ報知 / 2024年8月23日 19時37分

4回、勝ち越された西舘勇陽(カメラ・清水 武)

◆JERA セ・リーグ 巨人―中日(23日・東京ドーム)

 巨人のドラフト1位ルーキー西舘勇陽投手がプロ初先発し、5回4失点で降板した。立ち上がりから150キロ超の速球を連発するなど飛ばしたが、6安打を浴び3四球と制球に苦しんだ。降板後、「先制点を与えてしまった後、すぐ同点に追いついてもらったのですが、2イニング連続で失点してしまった。テンポも悪かったと思いますし、中々守備からリズムを作れませんでした。もっとゾーン内で勝負ができるようにまたやっていきます」とコメントした。

 西舘は初回に2安打2四球などで2点の先制を許したが、味方打点がその裏に2点を奪い同点。2回は3者凡退、3回も1安打を許しながら無失点に抑えた。

 だが、4回に先頭の宇佐見に四球を与えると、続く村松に右翼へ二塁打を浴びて無死二、三塁に。ここで田中の遊ゴロの間に、三塁から走者がかえり勝ち越された。

 なおも1死三塁の場面では、福谷の遊ゴロを前進守備の門脇がうまくさばいて三塁走者を本塁でアウトに。後続も断って、追加点は許さなかった。

 そして2ー3の5回、連打で無死二、三塁のピンチを招くと、1死後に石川に左犠飛を浴び、中日にリードを2点に広げられた。

 内海投手コーチは「まっすぐ、変化球共にバラつきがあるなという印象。ただ、勢いのある真っすぐは投げ込めていると思うので、自分の球を信じて、失敗を恐れずに一人一人勝負していってほしい」とコメント。期待を寄せていたが、西舘は5回裏の攻撃で代打を送られた。99球の熱投も、ほろ苦い先発デビューとなった。

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