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【ソフトバンク】なるか今季最大の逆転劇 有原航平で5点ビハインド→栗原陵矢&山川穂高連弾から一気同点

スポーツ報知 / 2024年8月23日 19時47分

ソフトバンク・栗原

◆パ・リーグ 日本ハム―ソフトバンク(23日・エスコンフィールド北海道)

 ソフトバンクが3回までに5点を先取された。しかし4回に栗原13号ソロ、山川の28号ソロの2者連続アーチなどで反撃の5得点。同点に追いついた。

 先発は、ここまで同一リーグで唯一、古巣・日本ハムにだけ白星がないエースの有原。初回は3者凡退スタートだったが、2回に清宮、レイエスと連打を食らうと、上川畑は投犠打、マルティネス四球で1死満塁。ここで伏見に遊撃の頭を越える適時左前打を浴びた。

 3回も1死から浅間の右前打、清宮の右翼線二塁打で二、三塁。続くレイエスの中前打を中堅・周東がジャッグルする間に2者が生還(記録は中前適時打と周東の失策)。上川畑が中前打、マルティネス四球でまた1死満塁とし、今度は伏見を浅い右飛に仕留めたが、水野を2球で追い込みながらファウルで粘られ、6球目のフォークを中前に運ばれる2点打を献上。この回、計4失点を喫した。

 チームは今季、5点差をひっくり返したことがなく、最大点差の逆転は「3」。4月29日の西武戦(みずほペイペイ)で一時1―4と3点ビハインドを背負いながら、柳田の逆転サヨナラ3ランで5x―4と勝利した。

 それだけに、4回先頭・栗原の右中間へのソロ、続く山川の左中間へのソロの連弾。そして1死から正木の左越え二塁打、柳町の中前適時打。さらに2死後、周東の右中間適時三塁打、そして牧原大の左中間適時二塁打とつながった打者10人5得点のビッグイニングが、今季最大の逆転劇への呼び水となるか。

 しかし、このまま2位・日本ハムに敗れると、今季ワーストで5度目の3連敗。2位とのゲーム差は後半戦では最少の9・5となってしまう。優勝へのマジックナンバーは「23」とした18日から5日連続の足踏みとなる。

 ▼栗原陵矢「打ったのはスライダーです。ビハインドの展開で何とか出塁してチャンスメイクをしようと思いました。結果的にホームランといい形となって良かったです」

 ▼山川穂高「真っ直ぐを完璧にとらえることができました。栗原のホームランの流れに乗ることができました。続いていくことができて良かったです」

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