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G1覇者のザック・セイバーJr.「リョーゴクが好きだよ」10・14両国国技館でIWGP世界ヘビー挑戦

スポーツ報知 / 2024年8月24日 11時30分

新日本プロレスの真夏の最強戦士決定戦「G1 CLIMAX34」で初優勝したザック・セイバーJr.(写真提供・新日本プロレス)

 新日本プロレスの真夏の最強戦士決定戦「G1 CLIMAX34」の優勝決定トーナメント ファイナルが18日、東京・両国国技館で行われ、Aブロック1位のザック・セイバーJr.(37)=英国=がBブロック3位の辻陽太(30)=ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン=を31分4秒、クラーキーキャットG134winnerテッカーバージョンで撃破し、初優勝を飾った。(観衆8056人)

 壮絶な激闘の末、ザックが辻の両腕と両足を極(き)める関節技「クラーキーキャットG134winnerテッカーバージョン」でギブアップを奪った。2016年のケニー・オメガに続く史上2人目の外国人によるG1制覇。「ザック」コールが降り注ぐなか、リング上でマイクを持つと「カチマシタ!」と絶叫した。

 7月20日にエディオンアリーナ大阪で開幕した真夏の最強決定戦は、20選手がA、Bブロックに分かれて総当たりのリーグ戦。各ブロック上位3選手が優勝決定トーナメントを戦った。8月15日の千葉・幕張メッセ大会では、Aブロック2位の鷹木信悟が同3位のグレート―O―カーンをラスト・オブ・ザ・ドラゴンで下し、Bブロック3位の辻陽太が、同2位のKONOSUKE TAKESHITAをジーンブラスターで破った。

 辻は17日の両国国技館大会で、Bブロック1位のデビッド・フィンレーをジーンブラスターで撃破。春の最強決定トーナメント「NEW JAPAN CUP」を制しているだけに「史上初の春夏連覇まであと一つ!」と叫んだ。Aブロック1位のザックは勝ち上がってきた鷹木を膝十字固めで仕留め、「リョーゴクノミナサン、マタアシタネ!」とマイクで呼びかけた。

 両国2連戦を制し、2日続けてマイクを握ったザック。初優勝の喜びを伝えたい人がいた。プロレスリング・ノア時代に指導を受け、このほど引退を決断した師匠の小川良成(57)に向けて「オガワセンパイ、プロレス人生お疲れさまでした!」と流ちょうな日本語で感謝を伝えた。決戦では小川の得意技「4の字ジャックナイフ固め」を繰り出し窮地を脱した。歓喜のバックステージで缶ビールで乾杯した後にも、あらためて師匠への感謝の言葉を繰り返した。

 実力NO1の座をつかんだザックは最高峰のIWGP世界ヘビー級王座(王者・内藤哲也)への挑戦権を手に入れた。「1・4、ちょっと遠いね。ザックはリョーゴクが好きだよ」と来年1月4日の東京ドーム大会よりも、10月14日の両国国技館大会での挑戦を表明。王者の内藤は9月29日の神戸ワールド記念ホール大会でグレート―O―カーンと初防衛戦を行う。ザックはその勝者に望み通り10・14両国での挑戦が決定した。

 「X」のトレンドワードでは「ザック優勝」がランキング入りするなど、ネットでは祝福と歓喜の声が沸騰。「日本人より日本人の心を持ったザックが優勝してくれて嬉(うれ)しいです」と感動の声があふれる事態となっている。(福留 崇広)

 ◆ザック・セイバーJr. 1987年7月24日、英国ケント州シェピー島生まれ。37歳。2004年4月20日にNWA UKハンマーロックでデビューし、欧州各地を転戦。11年にプロレスリング・ノアに留学。16年、WWEクルーザー級クラシック出場。17年3月6日の「旗揚げ記念日」で新日本に初参戦。タイチとのタッグ「デンジャラス・テッカーズ」でIWGPタッグ王座を3度奪取。春のシングルトーナメント「NEW JAPAN CUP」は18、22年に優勝。得意技は、ジムブレイクスアームバー、ヨーロピアンクラッチ。身長186センチ、体重96キロ。

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