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【記者の目】甲子園決勝にタイブレークはそぐわない 決着急ぐ必要なし ラストマッチは特別な舞台 思う存分の競い合いを

スポーツ報知 / 2024年8月24日 5時35分

延長10回無死一、二塁、タイブレークで延長戦が始まった(カメラ・岩田 大補)

◆第106回全国高校野球選手権大会第14日 ▽決勝 京都国際2―1関東第一=延長10回タイブレーク=(23日・甲子園)

 【記者の目】優勝した京都国際に敬意を表した上で、問題提起したい。夏の甲子園決勝にタイブレークはそぐわない。延長15回で打ち切り、翌日以降に再試合を行う方式に戻せないだろうか。

 高校野球でのタイブレークは18年春から導入され、21年春から決勝でも適用。当初は延長13回からで、23年春から現行の方式になった。選手の健康管理や円滑な大会運営に効果的なことは理解できる。しかし甲子園の決勝は特別な舞台。当日は1試合のみで時間的な制約もなく、人為的に走者を置き、決着を急ぐ必要はない。

 データで見てもこの日の決勝の延長は06年の早実・駒大苫小牧戦以来18年ぶり13度目と少ない。さらに0―0での延長突入は、史上4度目だ。この日、テレビのキャスターとして精力的に取材を行う斎藤佑樹さんの姿があった。もしも06年にタイブレークが導入されていたら、今の斎藤さんはいないはず。甲子園の主役は選手だ。せめて決勝ぐらいは思う存分、日本一を競い合ってほしいと願う。(編集委員・加藤 弘士)

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